鴨沂高校食堂廃止問題 食堂関係者の嘆き | 鴨沂高校の図書館

鴨沂高校の図書館

鴨沂高校が建替えられようとしています。校舎だけでなく、「鴨沂の自由」として大事にされてきた校風までもが壊されようとしています。

facebookページ「鴨沂高校の図書館」のブログ版として、マスコミや教育委員会が絶対に流さないような生の情報を発信していく所存です。

鴨沂の食堂を経営されている前川夫妻のご息女で食堂関係者でもある河本真智子さんから、情報をいただきました。食堂と一口に言っても、コンビニに座席がたくさんあるだけのような「食堂」ではなく、やはり本物の食堂のもつ魅力に勝るものはありません。鴨沂には、前川さんの食堂が絶対に必要だと強く実感させられる投稿です。下記、そのままの形でシェアします。

 

 私の職場でもあり、両親のお店でもある鴨沂高校の生徒食堂がコンビニになってしまうかもしれません。かも、なんて悠長な話でもない。

 両親はこれまで、手作りにこだわって子どもたちに温かい食事を提供してきました。子どもたちの名前を覚え、学校生活を応援し、見守ってきました。私はその姿を見て育ち、飲食を生業としていこうと決めました。
30年以上、鴨沂高校の生徒食堂として子どもたちに「食」を通して関わってきた両親の今後の生活も関わっていますし、私も仕事を失うことになります。...

 そしてなによりも、子どもたちの憩いの場、学校生活の中で大切であるはずの「生徒食堂」なくなってしまう。
 私は鴨沂高校の卒業生ではありませんが、高校生活の中で「生徒食堂」はとても大きな存在でした。休み時間に友だちと走って唐揚げを買いに行き、お昼はいつも決まった席を陣取って集まり、食堂のおばちゃんと挨拶しながら、色んな生徒が入り混じってご飯を食べる。
他愛もない時間でしたが、とても良い思い出です。

 コンビニは確かに便利だけど、生徒食堂の代わりにはなりません。子どもたちの学校生活に生徒食堂は必要です。学校生活の中で生徒食堂を大きな役割を持っています。そしてその子どもたちの学校生活を生徒食堂の要が両親の作る温かい食事だと思っています。
食べられればなんでもいいわけありません。
 両親が朝早くから作るおにぎりやお弁当。顔を見て食券を書き、名前を呼んで提供する定食や丼。子どもたちの来るタイミングに合わせて作る麺類。
「おっちゃん、おばちゃん」と子どもたちが両親を慕って卒業しても食べに来てくれる、そんな生徒食堂です。

 これまで生徒食堂存続について振り回されている両親を近くで見てきました。
降って湧いたようなコンビニ話に私もとても驚いていますし、ものすごくムカついています。

どうしたもんなのかな。
私もまた無職になってしまう。