毎日新聞 [4/13 10:46]
【ワシントン斉藤信宏】米財務省は12日、11会計年度(10年10月~11年9月)上半期6カ月間の財政赤字の合計が8294億1000万ドル(約69兆円)にのぼったと発表した。半期ベースで過去最悪を記録した09年度上半期に次ぐ大きさ。赤字幅は10年度上半期比では15.7%増となり、米財政の悪化に歯止めがかかっていないことを裏付けた。

国防費、社会保障費、国債の利払い費の増加で歳出が10.7%増の1兆8493億ドルに達した一方、昨年末に成立した大型減税(ブッシュ減税)延長法の影響により、歳入の伸びが6.9%増の1兆198億ドルにとどまった。

オバマ米大統領は2月に議会に提出した12年度予算教書で、11年度の財政赤字について、米国内総生産(GDP)比で10.9%にあたる過去最悪の約1兆6450億ドルと見込んでおり、上半期の赤字はほぼ予想に沿った規模。オバマ大統領は13日、歳出削減方針について演説する予定だが、米議会で野党・共和党を中心に抜本的な財政再建策を求める声が一段と強まりそうだ。