アイドルを探せ/シルヴィ・バルタン

引き続き人探し。

ジャンプコミックス。
大メジャー・マンガ誌「少年 ジャンプ」で連載された作品を単行本化したものである。
魅力的な作品が山ほどあり、皆さんも一度くらいは手に取られたことがあると思う。
で、最近のヤツはどーだか知らんが、古いヤツだと巻末に著名人のコメントや読者の投稿したファンレター掲載のページがあった。

さて、今回の人探しはマジである。
件のファンレター・ページで、オレに拭い難い強烈な印象を残されたファンレターを書かれたお人を探しておるんであります。
ファンレターを書かれた方へのファンレターで人探し。

まずは「キン肉マン」。
もうね、説明するのがメンドくさいです、マジで。国内で育ったオレら世代の男子で当該作品を知らんって方は、例えば幼少時代を座敷牢で過ごされたとかってな特別な事情がおありだと想像しちゃうほどです。
一応的に念の為風にご説明すると、三枚目の正義の超人が紆余曲折的にみたいな風な、そんなカンジの話し。
で、だ、今を遡ること20年前の1985年07月15日初版の「キン肉マン　第21巻」のＰ185に掲載されたカレ、カレを探しとります。
埼玉県のT.M.氏（実際の掲載ページではより詳細な住所と、本名と思われる名前がフルネームで記載されとります。後、顔写真もな。）でございます。当時11歳。
その頃 流行した「ボクの考えた超人」を、氏も考えられ、投稿されたのですが、その超人ってのがめちゃくちゃイカしてて、名前が「ミスター牛（ぎゅう）」ってゆーんですわ。音読み。
額、両肩、両脛に、白抜きの「牛」って字が入ったデザインがなんともス☆テ☆キだったんだなぁ～。尚、超人パワーは3500万との事。

ちょっとググったら、ばっちり、ミスター牛.jpgがあったんで、ちょろっと拝借。

そうそう、思い返せばオレも6～7年前にやったなぁ、「ボクの考えた超人」。もちろん正義超人。
バカンスマンってゆー超人です。南半球でしか戦いません。
人様のサイトでキレイに清書していただいたイラストを載っけてもらってたんだが無くなってたんで新たに描き直しました。

や、こんなクズ超人が逆立ちしても敵わないクオリティと瞬発力を持ってらっしゃいます、ミスター牛。
あの年頃だったら「ちんこマン」なんてのにいきがちだと思うんだが（実際、山ほど投稿があったろうな）、立派な自制心もお持ちだったと思われます、T.M.氏。
貴殿にお会いしたい。

続いて、同じくジャンプコミックスの中から、「魁!!男塾」。こちらも説明不要な不朽の名作。
まぁ、例によって一応的に念の為風にご説明致しますと、ちんこだらけの水泳大会のような私塾「男塾」の生徒達がくる日もくる日も殺し合うってお話し。
1987年11月15日初版の「魁!!男塾　第09巻」のP186に掲載された、静岡県のS.O.氏をルッキング フォー。当時15歳。女性です。
同作品に、左右両方の頬に3本ずつ 計6本の傷を持つ「伊達」とゆーキャラクターがいた。お手紙によると、氏は彼にお熱だったようだ。
それはよいのだが、何を思われたのか、実のお兄様に「顔に6本傷つけて（原文まま）」と懇願したっつー、なんつーか、こう、なんつーか。
ともかくオレの胸を打つに充分な、まぶしいくらいピュアな願いがそこにあった。
貴殿にお会いしたい。

まぁ、ぶっちゃけお会いするなんてのは無理な話しだろう。
が、せめて、お二人がどんなステキな大人になられたのか知りたいものだ。

T.M.氏は今も超人を生み出しているだろうか。
S.O.氏は6本の傷を持つ男性にめぐり会えただろうか。
「五番街のマリーへ/ペドロ&カプリシャス」よろしく、お近くのどなたか、どんな暮らし しているのか見てきて欲しい。

あ～、ちなみに資料として単行本を購入しました。2冊。￥210（税込）。
日記を書くのにお金を使うのは、これで最初で最後にする。

しかし、ホントに、けっこー細かな住所、フルネーム、年齢、顔写真が掲載されとった。

「個人情報保護法」なんてカンケーない大らかな時代だったんだな～。

ところで、「個人情報保護法」の「情報保護法」部がサイコー！！「じょうほうほごほぉーっ！」

じょっほほごっほー！！ほごっほじょほっふぉっふぉぉぉー！！

オレがラッパーだったら、即、こんなんやるね。

てへっ。コレが言いたかっただけかも。