隣の家のおじちゃんが
急に旅立ってしまった
いつも元気な姿しか見た事なくて
いつもウォーキングしてると
「よく頑張るなあ!」
「俺も歩いてるけどよぅ、とても
お○○さんみたいには歩けねぇやぁ」
(おしのさん、とか おすずさん、みたく
お○○さんってつけて人を呼ぶんです
おじちゃん。時代劇みたいよね)
おじちゃんもこんなオバハンに
おじちゃんと呼ばれるのも
嫌だったかもだがw
だって私が小さい頃は
おじちゃんだったんだもん![]()
「ま、無理しないで
やったいよ!」無理しないでやれ、という千葉弁
足悪いの知ってたので
いつもそうやって声かけてくれた。
若い頃はちょっと怖かったけど
年配になってからは
優しいおじちゃんでした。
それが急に…
おばちゃん(奥さん)がいる時でした
救急車🚑が来たので
よろけながら行ってみると
おじちゃんもう意識なくて。
すぐ病院が見つかったんだけど
おばちゃん 🚑一緒に乗って
行こうとしないんですよ。
なんか気もそぞろという感じで
家にいるから、って言って。
🚑は待ってられないので出発
しちゃったんだけど
万が一、ということもあるので
「おばちゃん、行かなきゃダメだよ」
と、私が病院までおばちゃんを
乗せていくことにしました。
今思うと、たぶんおばちゃん
恐ろしかったんだと思います
認めてしまうのが。
倒れた時の様子で
もう薄々わかっていたんだと思う
夫婦だから…
けど、まだ望みはある。
まだわからない。
祈る気持ちで病院に着いて
おばちゃんを先に行かせて
娘さんの子供たちと待合室で
待ってたんだけど
まだ小さいのに
ただのご近所さんの私に
ちゃんとしっかり挨拶して
なんてできた子だ![]()
だけどおじいちゃんを心配して
涙こぼしてるの
なんとも言えず
気なんかまぎれないだろうけど
ゲームの話しなんかして孫ちゃんたちと
待ってました
じきにおばちゃんと娘さんが
看護師さん達と
戻ってきて
後は…
おばちゃんは気丈に振る舞ってたけど
いくらおじちゃんが体悪かったとはいえ
覚悟なんか出来てるわけもないよね
おばちゃんが小さくて小さくて
自分の母親みたいに見えて
私はおばちゃんやみんなを
抱きしめることしか出来なかった
そのあとおじちゃんにお礼を言って…
さっき帰ってきた所です。
あの時、おじちゃん言ってたんだよなあ
「お○○さん、無理しないように
歩いたいよ!」
って。
おじちゃん
オレ、ヒザやっちった
ごめん![]()
おじちゃんの言うこと聞いときゃよかったよ。
私の娘の事も、いつもほんとに
可愛がってくれて
本当にありがとう
おじちゃんはいつまでもこれからも
うちのお隣さんだよ。
おばちゃんが困ってたら
私も力になるよ。
心配しないでゆっくり休んで
これからも畑からみんなを
ゆっくり眺めててね。
じゃ、またね!
