親の離婚により、子供の巻き込まれる状況や精神的なものを自己の体験に基づいて記録しております。
1人で子育てされている方は勿論、同じように片親で育った方も是非ご覧下さい。
私のような子供が少しでも減りますように。
✴︎・✴︎・✴︎・✴︎・✴︎・✴︎・✴︎・✴︎・✴︎・✴︎・✴︎・
2年ほどこの店長と共に楽しくお仕事をしていた。
いつまでも、店長が私の店長だといいなと思えるほどだった。
店長が移動になると、私も一緒に移動して。
ご飯食べにいったり仲良しだった。
一回り以上年上だったけど、こんなに話が合う人っているんだーと、出会いに感謝した。
相変わらず
売上や接客などは厳しかったが、この店長がいるから我慢できた。
でも。
デパート内で憧れの外資メーカーで働くスタッフと擦れ違うと羨ましさがこみ上げてきた。
私の会社は表向きはイギリスメーカーだったけど実際は日本が買い取っていた日本メーカーだった。
まぁ、でもやっぱりどんなに厳しくても人間関係が一番だろうと、店長と出会って2年が経っていた。
そんなある日、早番だった私は1人店頭に立っていた。
朝一のデパートはお客様も少なく、店内の掃除をしていた。
「あの、大黒さん?」
と、話しかけてくるエレガントな女性がいた。
見たことのない、綺麗な方で。
白いフリルのブラウスに、黒いパンツ。
口紅は赤く、髪は黒くワンレングスのボブカットだった。
「はい、そうですけど?」
「私、Cメーカーの〇〇と申します。こちらで働かれている大黒さんのお話を伺いまして、一度お話をと思って参りました。今お仕事中ですので、良ければまたこちらにお電話頂けますか?」
と、女性は名刺を置いてにこやかに去っていった。
以前、まだ若かった頃就職のお話を頂いた超有名メーカーだった。
人生で2度も同じ会社から声をかけられることがあるのだろうか!
と大変驚いたが、以前のことがあったのでぬか喜びはせず、
この日は冷静になって仕事に没頭した。