親の離婚により、子供の巻き込まれる状況や精神的なものを自己の体験に基づいて記録しております。
1人で子育てされている方は勿論、同じように片親で育った方も是非ご覧下さい。
私のような子供が少しでも減りますように。

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あれから変わらず働いていた。

売り上げに追われてはいたけれど、比較的穏やかな日々だった。

そんなある日、支店長がお店まで来た。

店長と色々ミーティングしながら店内をチェックする。

面接の時と同じような、舐め回すような目で店内やらスタッフをみる。

「ねぇ、大黒さん、あなた、派手ねぇ」

「?そうですか?」

お前がいうなと思いながらも緊張しながら会話をする。

「あなた、規則では髪を縛らなくてはいけないけど…1つ縛りだと怖いから、髪下ろして柔らかい印象にしなさい」

「はぁ…」

規則規則と言われて来たから縛っていたのに。

あってないような規則だなと思った。

髪も少し茶髪にしなさいと、外見について言われた。

髪も黒髪が規則なのに???

わからん会社!!!

でも、少し自由に出来ると思ったら嬉しくなった。

支店長が帰った後、店長が寂しそうにこう言った。

「あなた、移動だそうよ。地域一店型には華やか過ぎて浮いてしまうから、街中に移動ですって。せっかくここまで一緒にやってきたのに、本当残念だわ転々と」

確かに、田舎には少し派手すぎる私だったかもしれない。
顔が特別整っているわけではなく、
顔のコンプレッスを隠すためのメイクが派手に見せていたのかもしれない。

翌月からは電車で1時間ほどの都会へ移動となる。

父に伝えなければ。

20も超えて、父に何もかも話して。

許可をもらって。

私は父に怯えながらも、ファザコンかと思った。

私はきっと、ファザコンだ。

父が居ないと生きていけない。