こんにちは。
月曜に書きかけた記事の続きです。
4月14日に行われた
瀬戸内寂聴京都特別講演会ライブビューイング
に参加してまいりました。
開催4日前、水曜の新聞でこの講演のことを知り、
ちょうど、夜バイトのお休みをいただいていた日でしたので
「行けそう・・・行ってみよう!」
で、申し込んでみました。
全国から寂聴先生のお話を聞きに京都の寂庵に女性が集まるとか、
90歳近い御年でケータイ小説にチャレンジするとか、
とにかくパワフルなお方。
どんなお話がきけるでしょうか。
(TVの「ぶらり途中下車の旅」の昔のナレーションの感じで♪)
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映画館のスクリーンに現れた寂聴先生はほんとに小柄な方。
噂の美人秘書に支えられながら、席につかれました。
かわいらしい笑顔と人なつこいしゃべり方。
「・・・あー、こりゃモテるわ。
ひとりの男の人だけではすませてもらえない人生だろうなあ。」
と納得しました。見て聞いて納得。
TVでは伝わらない生に近い情報。映画館の大画面はさすがです。
不倫や、子供をご主人のところへ置いてでていったことなどで
いつまでも叩かれているイメージがありましたが、
その事象も致し方なかった、というか、
その経緯を踏まえた上で、「瀬戸内寂聴」が誕生したのでしょうね。
世間的には悪いこととわかっていても流されていく人たち。
罪悪感をぬぐい切れず、どんどん心を病んでいく人たち。
その人たちに、笑顔で答えてあげる強さ。
仏の道をその人生を持って体現している人だな、と思いました。
(「死刑制度反対」などの思想はここでは抜きに書いています。)
質問コーナーでは、
肉食、結婚、離婚、生と死、病気・・・などの質問に
真剣なのにかわいらしく、深刻にならない感じで返されていました。
「子供を置いてうちを出たこと」については、
今も後悔しているとおっしゃっていました。
でも、寂聴先生の置かれていた状況を考えると
その選択が、子供のためにベストだったのでしょう。
ほんとに勝手な人間なら、
状況を見定めず「あれもこれも私のモノ」で
子供を連れて出て行って、
子供にもっと不憫な思いをさせたのでしょうし。
自分が悪者になることで子供とその父親を守る。
そういう愛の形もあるのでしょう。
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館内が暗くてメモがとれませんでしたので
上映後のメモから抜粋します。
(言葉はオール書き写しではないです。
ただ、ニュアンスがつたわるといいのですが。)
☆彡やりたいことをやらない人生より、やる人生を。
☆彡人を愛してください。
いろいろな事情があっても、人を愛してください。
☆彡一人の人をうんと愛したら、たくさんの人を愛せるようになります。
☆彡職場が楽しい人なんて、そんないないわよ。
(今ご自分が置かれている環境が)つらかったら
「自分の世界」を作ってください。
☆彡笑っていてください。
☆彡みなさま、お幸せに。
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突き抜けた方々はみんな同じことをおっしゃる。
笑顔。
愛。
やりたいことをやりなさい。
いやー、開催4日前に新聞で記事を偶然みつけてほんとよかった。
そして、偶然は必然。
たぶん、女性スピリチュアリスト(僧侶の姿をとっていますが)の
言葉が私には必要だったとのだ思います。
寂庵もなるべく早めに行ってみたいと思います。
(できたらご本人にお会いしてみたい!)
瀬戸内寂聴先生、ありがとうございました。
あ、あと寂聴先生が出家された日。
奇しくも、私が25年勤めた会社に出社できなくなった日と同日でした。
1115。なんか意味があるのかもしれませんね。
つながっているようでうれしかったです。