政府系バンカーの全力日記
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ニューシティ・レジデンス投資法人の破綻から二日

初日記から後ろ向きの話題ですね。


金融業界を暴風雨が直撃してますが、木曜夕方にひっそりと本邦初のREITの破綻が起きました。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081009-00000197-jij-bus_all


自分はリート担当班にいるので木金はどたばたしっぱなしでしたが、週末にじっくり資産構成見直してみると、なんで第一号がニューシティ・レジデンスなんだろうと改めて思います。


1.小粒なものも多いとはいえポートフォリオは築浅物件が中心だし、レジ自体がオフィスに比べて市況の影響力を受けにくい。


2.スポンサーが外資系とはいえ世界最大のシービー・リチャード・エリス社だし、参加のニューシティ・コーポレーションを通じて物件取得の有力なパイプラインになりうる。


やっぱり9月下旬にリファイに失敗して保有資産を売却して手当てしたのが、金融機関に対してアナウンス効果は絶大だったのでしょう。

自分の尻尾を食べて生き延びてるようなもので、資金繰りが極めて厳しいのを自白してしまってます。


銀行融資団からすればLTV数値も適性だから、仮に清算された場合でも保有資産が悪くないだけに十分な値がついて、シニアローンなら無担保でも十分回収できると判断してリファイナンスに応じないのは合理的といえば合理的。悪評は立ったとしても。


しかしそれでも、試しにばーっと打ち出したエクセルシートを作ってみると、今年に入って資金調達ではLIBORやスワップレートに対するスプレッドがガンガン上がってきてる下位リートはたくさんあるわけで、ここで中~中上位のニューシティがいくっていうのはやっぱり驚きです。


個人的には、アセットマネジャーの人員が少なすぎるだけに、資金繰りが極めて厳しい日々が続くと精神的に追い詰められるのかなと思います。 リートの場合は数千億の資産をたった20人前後で回してるため、資金調達担当はわずか数人です。


(そう思うと、リートじゃないけどパシフィックとかはかなり頑張ってる。)


結局スポンサーが国内大手であるのと新興不動産投資会社や外資系であるのとでは、バックアップ体制に大きな差があって、「つぶすかつぶさないか」というギリギリの判断に際しても結論は違ってくるのだと思います。 従って今後は一層シビアな選別が進んでいくのでしょう。


さてさて、自分の仕事はどのようになっていくのか。

今日は起きた瞬間に休日が終わったのがいかんとも言えない。