「変らざる本質」を捉えるためには「変化するもの」の観察からはじめなければならないが、「変化するもの」を捉えるには「変らざる本質」を想定してみなければならないという循環に陥る。
遠近法や透視図法も幾何学的にこの問題を抱えている。そして現代の放射線利用にもその問題は存在する。なぜなら放射線は、現代の「見る」「測る」を代表しているからだ。「物を見る道具」、「世界一の分析機」だからだ。
しかしそこには意外にも共通する「不変性」が存在する。
放射線は、DNA含有量が多いものにほど影響する。ウイルスは細胞あたりのDNA含有量が低いので、放射線に対する感受性は低いのだ。
参考文献
「絵画空間の哲学」 佐藤康邦 著
「放射線利用の基礎知識」 東嶋和子 著