LENNMAC(Winston James)のブログ

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ボブディラン  『血の轍』

1975年01月17日発売



仕事の帰り道、二人乗りのカップルを見つけた。

先に断わっておくが、バイクではない。自転車である。

なんとも微笑ましさ満点の風景であったが、初々しさのその

影にはきっと将来の不安や葛藤と闘う一人の男と女の姿もあ

るのかもしれない。


若い頃の恋は実らないとよく言われる。

○○は盲目、などの格言がある通り学生時代に描いた異性の

タイプは、早ければ2.3か月もしないうちに賞味期限が切

れることがある。

かつて自分がそうだったように、気が付けば好きになってる

時間差攻撃のキューピットは、ホント初心な心を弄ぶ無責任

な自分自身の小人なんだよ(笑)


今日は恋バナをしたかったわけじゃない!!

違うんだ!!そうじゃないんだ!!(笑)


結局何が言いたいのかというと、最近は猫も杓子も情緒が足

りなさ過ぎると思う。

スマートでクールな立場や恰好を重視しがちになってはいな

いだろうか??それは恋愛に限ったことじゃなく、趣味や仕

事、聴く音楽や観る映画に至るまで、どこか立ち居振る舞い

も癇に障る上品さが目に余る。


少女漫画やティーンコミックに出てくる男に、今の女性は本

気で胸をときめかせてるの??

もし仮にその問いに『はい』と答える方がいるなら、私から

先に忠告しておこう。


君らもあのAKBオタやアニオタと何ら変わりが無

いじゃないか!!(笑)



壁ドンも良いよ。

頭をなでなでするも良い。

ただね、忘れないでほしいのは、侘び寂びの中にも美しい恋

があるんだってことを理解しておいて欲しいんだ。

上手に気持ちを伝えられずヤキモキしてる男がいるなら、女

の方から『手をつなご』って口に出しても構わないのさ。

素朴だから愛される。地味で渋い色合いだから、目を傷つけ

ることなくいつまでも見ていられる。

キラキラ派手なのも悪くないけど、そんな豪華な恋愛にいつ

か君も疲れてしまうだろう。

恋が愛に変わろうとする瞬間、勇気の出ない僕を助けてくれ

た思い出は、もじもじしながら二人で話したあの時だったん

だと思うよ。


恋バナが終わってねえ(笑)


はいっ今日ご紹介に預かるアルバムは、大人になった云わば

中年ディランが存分に味わえる一枚となっている。


この時期、足掛け10年近く連れ添った妻・サララウンズと

の関係に早くも亀裂が生じ始め、プライベートではかなりの

ストレスを抱えていたであろうディランだが、音楽的には言

うほど切なさや淡さを出してない気がする。


でも夕暮れは覗くのかな・・・。

あまりにディープな世界に、まだ若造の私は付いて行けない。

変わり映えのしない毎日に嫌気が差したディランの気持ちも

わかる気がするし、ザバンドと組んで、わざわざ過去のテー

プまで引っ張り出して新譜として発表した彼の心中も察する

に余りある。


ある種の仕事人間だった70年代半ばのディラン。

アルバムはこの年2作品を発表、うち一つは2枚組だし。さ

らには前年から再開したライブ活動も精力的に行った。

黄昏に染まる家路に背を向けたい思いのディランの明日は、

きっと音楽が予報する降水確率100%のという名の青空だ

ったのだろう。



今日はこの曲でお別れ!!

松田聖子『赤いスイートピー』(1982年)

ホントはカーティスメイフィールドを流そうと思ったのだが

、隣にいる5歳年上の彼女がどうしてもこれにしろと五月蠅いので(笑)

まぁ今日のテーマには合ってるのでしょう・・・・。

それにしても凄い歌唱力だなぁ・・・決して上手いわけでは

ないと思うんだけど、個性の強さがあまりにも光ってる。

誰にでも個性はある。でもその個性を光輝かせることのでき

る人がホントのスターと呼ばれる所以なんだろう。