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ジミヘンドリックスエクスペリエンス

『アーユーエクスペリエンスト?』 1967年05月12日発売



人生の瞬間を掴まえてみたい。

誰もが一度はそう思うことがあるはずだ。

生まれもった才能を羨むあまり、時にそれが自分にもあるのか

どうかを確かめる術として。


鏡の前に立つことなど、自分は殆どしない。

アンチナルシシズムを語るわけでは無いが、そこに費やす時間

と労力は、限られた時を生きる私たちにとって、無駄以外の何

物でも無いからだ。


そういえば、ビートルズの『恋を抱きしめよう』という歌の中

で、こんなやり取りが用いられている。

僕らの関係はもっと良くなるはずなのに、なぜ君はそれを避け

ようとするんだい?(ポール)

人生はとても短い。だからこんなことで時間を食っている暇な

んてないのさ・・・(ジョン)



先日、幾つも歳の離れた友人を亡くした。

私が高校生の時からの付き合いなので、かれこれ足掛け7年だ

った。

病気のことなど今さらどうでもいい。

ただ私が心残りなのは、彼の本当の気持ちを最後の最後に至る

まで聞いてあげられなかったこと。

結局私自身も周りと同じだったのだろう。

押し黙り無音が流れる空気を嫌い、ひたすら変化の知らないフ

リを続けようとする其の様は、お見舞いなどと語るにおこがま

しい。


後悔先に立たず。

僕らは今の自分を追い抜く為に生きちゃいないのさ。

そうまでして自分自身に勝とうとするつもりもない。

負けることが悪と言われてしまうこんな世界じゃヒーローは皆

お前でありたいんだよ。


ジミヘンは27歳で死んだ。

彼をつかまえて伝説と語るのは、きっとまだ早いと思う。

背中で弾いたギターも、歯で抑えたコードも、洋楽好きの僕ら

が耳にしているうちは絶対過去になどさせない。

思い出と呼ばれるその前に、そして地上に存在していた彼を聴

くその前に、とある言葉を紹介する。


「誰も彼も死んだ奴にこんな夢中だなんて、おかしな

話だ。 死んだら一生安泰だな」



皮肉と哀愁の入り混じったジミヘンのユーモアを、不謹慎と捉

えるかブラックジョークと捉えるかはその人の自由だ。

だが、この言葉の裏と表を見ることなく批判や賛美をしようも

のなら、彼の音楽に涙や鳥肌を覚えることはできないだろう。


ジミヘンの最高傑作とも呼ばれるこのアルバムにおいて、為す

べきは怒りと屈辱を薬にぶつけた末路と思う。


デビュー直前、モンキーズの前座を無理矢理させられた彼は、

オーディエンスに大ブーイングを浴びせられる。

罵詈雑言に留まらず、発煙筒や爆竹まで投げ込まれたステージ

で彼は、クリームのカバーを見事演じきった。

後に語ったところによると、彼はその時の自分を『フォークの

裏切者』としてジミヘン同様舞台の上で揶揄されたボブディラ

ンと重ね合わせたという。


アメリカの屈辱、それはいつも後れを取って音楽を舐めてかか

る聴衆への怒りでもあった。

真似をするアメリカなど自分の性に合わんと。

だったら自分がアメリカを引っ提げて他の国に進出してやると。


ちょっと熱が入りすぎてしまったが、彼は本気で音楽を変えよ

うとしてた気がする。

躍起になり闇雲に振り回しても、それぐらいしなきゃ自分らも

筆頭には立てないと彼はこの名盤を作った。


チャートを語るより他に、彼の名前が独り歩きし話題を浚う現

在の音楽評論は、彼の耳にどんな風で聞こえているだろう。

向かい風でも、追い風でも、彼はギターでまたひとつ流れと向

きを変えてくれるに違いないと思いたい。


今日はこの曲でお別れ!!

U2『ビューティフル・デイ』(2000年)

最近iTunesの無料配信やら何やらで何かとお騒がせな真

珠婚バンド(笑)

ボノは変わった。ボノは終わった。などと殊更に言う人は多い

が、自分はこれほど一途なバンドは他に無いと思う。

キャリアが長ければその分衰えるのは仕方ない。けどその分ギ

ャランティが若い頃より貰えるから良いじゃない(笑)などと

抜かすのは某バンドの誰の弁??(笑)