父の彫ったこの子、

どこにいても違和感しかなくて、

かわいいような、可愛くないような、

恐竜のような、爬虫類のような、

部屋に飾る物でもないし、

外にいても何だか場違い。

それで、

独りぼっちで、作業場の隅にいた子。


山に連れて行って放し飼いにしました。

嬉しそうな表情になりました。

動き出しそうに見えました。

語りかけて来そうです。

ここがいいな。

ここで暮らすよ。って。