2024年4月7日
遂に購入したタミヤBT01シャーシ。
必要最低限のフルベアリングとTT02サスボールを買い足しても2万円以内で収まる。
塗装済みの80スープラボティが付属するが、不要ならばヤフオクで売り捌くことで、購入費用を抑えることも出来る。仮にボティ無しのシャーシキットだけで1.3万円ならお買い得感は有るかと思う。
3タイプの駆動レイアウトが楽しめるモデルだが、タミヤ初のFRレイアウトで組立てて、グリップとドリフトの二刀流仕様にアレンジ。
2駆ドリフトで必須のステアリング切れ角を増やすためにタイロッドの取り付け位置を変更した。
機械的に切れ角を確保して、プロポ側のエンドポイントを抑えて調整。
下の写真、リアのアッパーアームに対するトーコントロールロッドの高さを変更して、積極的にトーコントロールをさせる方向でセットアップ。
上から見たトーコントロールロッドの様子。角度を付けすぎるとサスの動きが渋くなるから平行に近くしている。
ノーマルのキャンバー角はネガティブ3度だが、グリップに最適化させているためにロールしても対地0度~ネガティブ3度までの変化量に留める。
キャンバー変化よりは逆キャスターとトーコントロールでリアのグリップを確保している印象。
サスアームのダンパー取り付け位置は6ヵ所だが、グリップでは外側の上段を使う。
ドリフト仕様にするには上下3段のうちの2段目でシャーシ側が良さそうだ。
ダンパーについてはリア用だけ4mmダウンリテーナーを使い、
リアの車高を少し下げることで前輪の引っ掛かりを解消する。
バネについては、写真左手側からTT02ノーマル、TA04のゴールド、そしてBT01ノーマルとなる。
無難な組み合わせは前後同じバネを使う。
ダンパーを内側に取り付けるために硬めのバネを使うことになる。
バネレートにして、240g/mm〜120g/mmでTA04ゴールドだとグリップと兼用で使える。
メカ関係は取り敢えずRS540トルクチューンモーターと、GC301ジャイロ。
フタバ4PMプロポとS3470SVサーボの組み合わせ。
プロポ側からジャイロゲインとサーボのハンチング調整が出来る仕様にしている。
磨きコンクリート路面でのジャイロゲインは60%。
プロポ側のモデルメモリーを2つ使いグリップとドリフト仕様を使い分ける。
グリップでは切れ角を抑えてジャイロをオフに設定している。
バランス的には前後左右均等に近い数値。
低ミュー路のドリフトではリア荷重にしたいところである。
似たような重量配分の車にタミヤTC01があるが、
4駆のTC01よりもリアグリップは高いために付属のラジアルタイヤでも十分にグリップ走行が楽しめる。
ドリフトでは切れ角が不足気味だが、浅角のリアルストリートドリフト仕様なら、こんな感じかと思う。
以下はタミヤRC.LIVE配信から…。
新型のツーリング規格2輪駆動シャーシの発表。
MB01と同じコンセプトで設計され、
デフギアとメカ類の最小限の組み換えによって前輪駆動と後輪駆動に変更が出来るようだ。
シャーシフレームはMB01と同様に中央で二分割の構成とする。
写真左手側はMB01と共用し、
右側のサブフレームを新規設計することでシャーシ全長を延ばしツーリング規格に対応させている。
下の写真中央はシャーシの接合部分となる。
ビス穴を2箇所設けスライドしてホイールベースの長短を変更出来るようだ。
※257mmと251mmのどちらかに変更可能。
シャーシ幅もツーリング規格とするために、足廻り部品とバンパーは新設計となる。
ダンパー取付け穴も内外2箇所から選択出来るようだ。
ダンパー長を変えてストロークを稼ぎ、車高を上げてフラットダートも走れそうだ。
後輪駆動にした場合のリア廻りは、
トーコントロールロッド付きのダブルウィッシュボーンサスとなる。
※ラジコンの世界ではマルチリンクと呼ぶ人も居るが、実車ではマルチリンクとは呼ばない。タイヤの位置決めをするリンクの数が最低限3本以上で構成するのがマルチリンクである。
前輪駆動にした場合はステアリングタイロッドに置き換わる。
ステアリングワイパー廻りはMB01と共通。
オイルダンパーは無くバネだけになる。
以下の写真と説明はMB01から…。
新型ツーリングシャーシもMB01のコンセプトを踏襲することになる。
駆動系に関しては、TT02やXV02と部品共用をしてコストダウンを図る。
昔からラジコンカーの2駆はセッティングと走行が難しいと謂われているが、
最近では足廻りのノウハウも開拓され、安定走行をアシストするジャイロも登場して、2駆でも楽に走らせることが可能となった。
タミヤとしてはお客さんの要望に応えるべく、
実車の駆動方式に則る形で新型2駆シャーシの投入となったようだ。
このシャーシの登場で実車が2駆の場合は
ボディ指定も2駆とするのが望ましい。
例えば、新旧トヨタスープラやトヨタ86、
日産シルビアやフェアレディZ、トヨタアリスト、マツダRX-7は後輪駆動専用ボディとなり、
ホンダシビックタイプR、VWゴルフ、シロッコは前輪駆動専用。
ポルシェに関してはMRはケイマン、ボクスターとなり、911はRRが正解。
FRは928か944シリーズと4ドアのパナメーラだけのはずだ。
そして実車が4駆の場合は日産GT-Rやランエボ、インプレッサという具合になる。
当然ながら4駆のシャーシを使うという、実車に忠実なレギュレーションとなりそうだ。
タミヤ以外のボティなら4ドアセダンも面白い。