トヨタ自動車、エンジン不正問題で会長が謝罪。2024年1月31日豊田自動織機は昔は機織り機の会社だったが、やがてエンジンの開発生産を手掛けるようになった。ランドクルーザー系やハイエースのディーゼルエンジンに性能検査でのデータ不正が発覚。再検査のために、車輌生産ラインも停止となる。ダイハツも、軽自動車の安全試験は進行しているようで、生産再開できる車種も増えてきた。一方で、新型車の開発は見直し中で、しばらく時間がかかるようだ。エンジンでは、出力試験で燃料噴射量を増やし、逆に燃費試験では噴射量を減らして対応することで、改ざんが可能となる。燃料噴射量はエンジン制御コンピュータのマップを変更するだけで簡単に出来る。トヨタの期待に添えなければ、仕事が切られるというのは下請けや孫請け企業にとっては死活問題で、短納期、少在庫、コストカットが当たり前の企業文化は相変わらずのようだ。デンソーによる燃料ポンプ不良も世界中で発生しているから、トヨタと下請け企業との関係も見直しが逼られることになりそうだ。