2023年11月24日追記。
従来型が大ヒットしただけにキット価格は21780円(税込)となった。
原材料費が高騰している割には買いやすい価格である。
仕様は上記の通りだが、フロントサスの煮詰めに時間を掛けたようだ。
サスアームの形状を見直してダンパー取付け穴も2穴としている。
2023年10月24日
昨年11月末にヨコモYD2Zから名称変更されたヨコモRD1.0シャーシが、
RD2.0としてモデルチェンジしたようだ。
新型シャーシの発売によって、完成品の2駆ドリパケもモデルチェンジされることになる。
写真から新旧シャーシの変更点をまとめてみた。
まずはステアリング切れ角の比較。
上2.0下1.0足廻りの形状とステアリングワイパーの形状も変更し、アッカーマンを左右パラレルに近づける。
新型のステアリングワイパー。
左右を繋ぐブリッジの形状を見直し、ピロボールの取付け位置も最適化している。
アッパーデッキとロアデッキも新形状に変更された。
サーボ取付け位置はオプション部品使用で
後退化することも可能となる。
フロント足廻りの新旧比較。
下の旧型ではダウンストップのネジ穴が存在したが、
上の新型では上下サスアームを新形状にし、ダンパー取付け穴も減らされた。
ナックルアームもトレール角0度の新型が標準となる。
※RD1.0では逆トレール角仕様のナックルアームだった。
新型ではバッテリー搭載位置を後車軸寄りにするために、
ギアケースも後退化してリア寄りの重量配分を可能にする。
歴代YD2との比較でも最もリア荷重のシャーシとなった。
※リアエンドモーターのRXシリーズは除く。
下の旧型に存在したシャーシブレスを廃止してバッテリーホルダーも新形状となる。
ギアケースも設計変更されて、
反トルク仕様の4ギアに変更、モーター位置は前傾も可能としている。
リアの足廻りはショートサスアームを標準として、低ミュー路面対応とする。
ギアケースを後退しドライブシャフトを前傾化することで、リアトラクションを上げる工夫も。
ギアケースに対して前寄りとなるサスアームに対応するために、
サスマウントも新設計の樹脂部品となる。
リアESCマウントも標準装備する。
デフカバーがネジ4本で外れるのはYD2Zの美点を継承する。
今回のモデルチェンジによって、ReveDのRDXと同じような前後重量配分となりそうだ。
ReveDのRDX登場によって、シェアを奪われる形となった老舗ヨコモだが…
新規ユーザーの開拓と旧型ユーザーの買い替えが促進されるのを期待したい。
量産化するために樹脂部品を多用するベーシックモデルだが、
ドル高と原油価格高騰によって部品価格も値上がり傾向にある。
よって、部品交換による仕様変更よりは、シャーシを新規購入するほうがコスパ的には妥当かと思う。
本来ならば、こういうベーシックモデルで手軽に楽しめるドリフトの大会があっても良いかと思う。
車を横向けて滑らせるだけのカテゴリーに
メーカーは、いくらお金を使わせるのか…。
何でもハイエンドじゃなきゃ駄目というのも、終わらせる必要があるかと思う。
ユーザーを増やすことが、カテゴリー人口の維持に必要だということを忘れてはいけない…。