2023年2月5日

リアルドリフトとコンペティション(競技系)ドリフトの特集。
リアルドリはドリフトの動きを大きく見せる工夫が必要なのに対して、
コンペドリは大会で勝つための無駄を廃した鋭いドリフトとなる。
今月注目するのはこのLP86。
タミヤF1シリーズのようなフレームを2枚板のデッキで構成する。
足廻りにダンパーは無く、フロントバネとリアはTバーによる板のシナリを利用した3ポイントサスペンションとなる。
後輪駆動で車軸の直上にモーターを載せる構造となり、
タイヤを路面に押し付ける感じになる。
リアのデフには恐らくボールスラストタイプを使っていると思うのだが…
ネジの締め込み具合で、スルスルからロック寸前までの調整は出来るはずである。
足廻りは前輪のバネとシーソー式マウントの締め込み具合によって左右のロール量を制御することになる。
リアサスペンションはTバーの締め込み具合でロールとピッチ量を調整する。
ある意味古典的だが、
現在流行りのPタイル路面だと比較的平面だから、タイヤの対地キャンバーもゼロをキープしやすく、綺麗なドリフトが出来そう。
RCDCのような大会にはレギュレーションによって参加出来ないが、
このシャーシに限定したワンメイクドリフトを流行らせるのも面白いかと思う。
値段もタミヤのF1と変わらないし、こういうシャーシなら、
老舗の川田模型辺りも何か出してくれるとシーンの活性化が期待出来そう。
一方で2駆ドリの量販メーカーのヨコモは…。
MDマスタードリシリーズは、
一部のコンペドリフターによると、フロント周りの精度に問題が有るとか…。
価格に見合った部品精度の向上も期待したい。
SDシリーズも従来型YDが普及した現在は、メインシャーシの好みの問題だと思う。
セッティング幅はMDよりも広く、玄人好みでまだまだ現役である。