2022年6月26日

米国から購入するF35B戦闘機が1機52億円。(1ドル80円の計算)
『護衛艦いずも』の空母改修費が36億円。
秋篠宮邸の改修費が30億円。(天皇家は10億程度たが…)
で、5年間で防衛費を2倍の10兆円にすると言う話だが…。
自衛隊員といえば…災害時には、内閣総理大臣や防衛大臣の命令によって、出動要請がされる。
今回のコロナ禍でもワクチン集団接種の会場設営から、接種まで全て委任された。
ダイヤモンドプリンセス号での乗客の救助活動も厚労省ではなく、自衛隊員に任されたのは記憶に新しい…。
『自衛隊は便利屋』なのか…。
確かに、被災地での橋の設営とか、応急処置とか、野戦病院なんかも出来るだけのノウハウも日頃から身に着けてはいるが…。
最近、話題に挙がった『自衛隊員の食事』
日頃から沢山食べて、演習で鍛えているイメージの強い自衛隊員だが…
『実は腹ペコ』だったようだ。
『ロールパン2個』か『茶碗1杯の米飯』の選択制だとか…。
ロールパンなんて、3時のおやつならまだ分かるが…
かつての菅総理なんか、ホテルでのパンケーキに1000円も出すという、贅沢ぶり。
今どき、小中学生の給食ですら…
ここまで粗食ではないし、余ればおかわりもできる。
もっと色彩が豊かなはずだし、
江戸時代のお奉行並みにしか見えない…。
ししゃも2尾では、必殺仕事人の中村主水もびっくりである。
3食共に、ご飯中心である。
夕食でも、鯖の味醂干し焼き。
体を使うのに…ダイエット食並み?!の少なさ。
他にも、貧しさはいろいろと…。
制服と装備品(ヘルメット)の費用は自己負担。
防弾チョッキも自己負担なのか…。
乗り心地と燃費の悪い軍用車両での移動は、基本的には高速道路を走るのだが…
当然ながら、被災地支援での残業手当は無し。
トイレットペーパーは、第二次安倍内閣の時に、
予算審議での議論に挙がったが、予算は付かなかったとか…。
後で、安倍氏が自腹を切って沢山送ったという話だが…
アベノマスクならぬ、アベノティッシュか?!
無くなり次第、個人負担となったようだ。
他にも戦闘機や戦闘車両の格納庫がボロくて雨漏りがひどく…
尖閣諸島等の駐屯地では、
機体や車体が塩害に曝されるとか…。
『防衛費を2倍にする』というのは聞こえは良いが、
身近な設備の改修や待遇改善には及ばないようだ。
極めつけは初任給の安さ…。
恐らく、高卒出の初給料だと思うが…
所得税等を引くと13万円。
因みに国会議員の移動通信費が、非課税の申告なしで毎月100万円貰えるが、
国防の最前線に立たされる自衛隊員にしては、安すぎではないのか…。
ロシア兵の月3000円も安いが、
日本は一応、先進国である。
これでは、自衛隊員になりたい若者は減る一方である。
この夏のフジTVのドラマで、
自衛隊員をテーマにした『テッパチ』が放送されるが…
決して、イケメンや白石麻衣のような美人が居るわけではない。
恐らく期待ハズレに終わる。
自衛隊員の定年が55歳という話だが…その後の再就職が難しく、
自衛隊の軍事機密情報を他国に提供して、お金に替える事件もあったとか…。
年金支給までの期間が長すぎて、正直暇だから、
今回のウクライナ侵攻で、志願者が出たのも分かる気がする。
一方で、高齢国会議員の定年制はどうなったのか…。
昔の自衛隊員は体力も体格も一般人よりは遥かに優れていたが…
最近は、小柄な体格の25歳女子でも戦車に乗っている。
それだけ、自衛隊員を志す若者が激減している訳である。
今現在が乏しい日本の自衛隊。
5年先には10兆円となるようだが、
現在では口約束に過ぎない…。
5年先よりも先ずは今、
何が不足で、何が出来るのか…。
夏以降の臨時国会で議論して戴きたいものである。