タミヤTB05をフロントモーター、等速、フロントワンウェイ仕様で使ってみた。
感想から言ってしまえば、ノーマルシャーシとノーマルバネの組み合わせだと、シャーシのしなりだけで粘らしてドリフトしてる感じ。
いい意味だとセッティングに悩まずに済むのだが、脚を動かすセッティングに拘る人には物足りなさを感じる。
フロントのダンパーがリアより柔らかいせいか、フロントの引っ掛かりが足りなくて、曲がる切っ掛けが作りにくい。まぁフロントを硬くすれば、曲がるようにはなるはず。
タミヤ車のネックとなるステアリング切れ角も大型のサーボホーン(R31ハウス製)に交換することで確保できる。
デフもFワンウェイでリアはギアデフだから、リアをロックすればもう少し変わった感じになるはず。手軽に4駆ドリフトが出来る点は評価したいと思う。

写真はフロントモーター仕様だが訳あって右に搭載している。バッテリーはショートリポを左側後方に積む。モーターはkv値4000程度で十分。
ステアリング切れ角はR31ハウス製のサーボホーンで簡単に大きく出来る。
サーボの動作量は大きめである。
グリップしかやらない人には理解に苦しむ
部分だが…目一杯カウンターを当てた時の見栄えのカッコよさのためである。
この状態で前荷重にして7割切ったときに、舵が効くようにしている。
普通のセットだと、横に飛ばしてる時にカウンターが戻ってしまう…。と言う理由。
グリップで速く曲がるには、キレ角が少なめでキレ角に比例して曲がるのが理想。
ドリフトは弱アンダーが基本である。
前後、カーボンダンパーステーに交換。バネは前後ヨコモの不等ピッチの黄色。オイルは前200番後ろ400番。ピストンはTRFの1.0×3穴。
ダンパーは取り敢えずの物で、新品は保管してある。
変則的レイアウトだが、バランスもそれなりに…。
フレーム剛性を上げるためのカーボンステフナーを追加できる。ノーマルフレームとカーボン混入樹脂フレームとの組み合わせで、使用するタイヤやグリップ、ドリフトに必要な強度まで4段階に変更できる。
TB05はリアモーターTB03とフロントモーターVDSの機能を合成した車でタミヤらしさがてんこ盛りの一台なんだけど、TBってこの先の方向性はどうなるんだろ?って考えさせる一台でもある。TC01が出た2020現在、シャフトドライブで速さを追求するならTCのほうが最短だと思う。
2018年7月購入。