日本語は難しい。

意味は同じなのに、たくさんの言い方があったり、

同じ言い方なのに、違う意味があったり…。


日本語はかわいい。
そして楽しい。

口の中で転がして楽しかったり心地よい言葉に出会ったりすると、時々また口に出してみたくなる。


マチュピチュ


むむまっふぁ


貨客船万景峰号
かきゃくせんまんぎょんぼんごう


デンカオセーン カオウィチット


じょん・ぼん・じょび


オカピ


オカピ

短いからもう一回言ってみた。



我が家では

ハンカチをハンケチ

ヨーグルトをヨーグリー

と言っている。

なぜならば、かわいいからドキドキ



方言も素敵だ。

なのに、茨城の人は上京すると標準語を話そうとする。

だが、方言学によると
「一形式アクセント」
の地域の人にとって、標準語を話すのは非常に難しいことらしい。

一形式アクセントとは

「柿」と「牡蠣」

「箸」と「橋」

「雨」と「飴」

全部おんなじ台風


学生時代、東京で暮らしていたが、無理に標準語にしようとすると、余計へんてこになるので、自然に話していた。

「声も変わってるけど、しゃべり方も変わっているね」

と、何度言われた事か…。

お茶していたら、隣の席のお兄さんが帰り際に私の前にメモを置いた…

「せっかくかわEのにもったいないよ。なまりが直ったらTELちょうだい」

電話番号がかいてあった。
ちぃぃっ


なまりは良いけれど、口が悪いのはよろしくない。

先輩のT氏、いつもはおだやかだが、先日はえらく悪酔いしていた。

飲み屋さんのトイレで出る入るの時、ここには書けないハレンチ極まりない言葉を私に浴びせたむかっ

そしていつもは「さっちゃん」と呼ぶくせに、
「おめー」「オマエ」を連呼むかっ

「おまえにおまえって呼ばれる筋合いはな長音記号1ビックリマーク

一徹父ちゃんの如くテーブルをバ長音記号1長音記号1長音記号1!!!!!!

したかったけど…

しない…

大人だから。


ま、GAUZEのシンさんに「おまえ」って言われたら
鼻血ぶ長音記号1ですけどドキドキ


言葉遣いには気をつけよう。

昔、同郷のK郎とEリダ君と三人で新宿で

「マイ プライベート アイダホ」

を観た。

上映終了の瞬間

Eリダ君が大声で言った

「何だかわかんねけんちょ長音記号2いい映画だったないっ」

何弁だ…汗

映画の内容よりヤツの言葉の方が強く印象に残ってしまった…。



さて、私はお料理が大好きだ。数あるレパートリーの中で、多くのファンを持っているのがコレ

SAPPIEのブログ-120204_095921.jpg
SAPPIEのブログ-120204_100039.jpg

半熟の煮卵。

煮てなくて漬けているから
本当は「漬け卵」

だけど、

「煮卵」

の方が美味しそうだし、わかりやすい。



遠藤ミチロウがこの田舎に来て下さった時、

お友達が前座で出るというので、差し入れした。

「ミチロウさんにもすすめたんだけど…」

多分食べてないな…

「遠藤ミチロウが多分食べなかった漬け卵」



生ミチロウさんはオーラがハンパなかった。

それでいて穏やかで優しさに溢れていた。


「遠藤ミチロウが食べたかもしれない煮卵」

これからも作り続けよう。