私の指導は褒めて育てる事が中心となります。
それは、選手の良いところをみつけ、そこから選手の能力を育む為に行います。
コツは、より具体的に、そして皆の前で褒めるです。
私達大人が想像している以上に、これは効果がありますし、実際この経験から子育てにも応用してきました。
例えば、
練習最後にコーチから今日の練習の総括を伝える時間がありますが、私の場合は練習での行いやプレーが素晴らしかった選手を1、2名あげて
『今日の練習のMVP』
として、必ず発表していました。
そして、練習試合や大会でも同様に、どんなに負けても
『今日のMVP』
を発表し、褒めて育成することを根付かせて行きました。
一方で、練習や試合でも修正したいところは出てきます。
その場合は、皆を集め、皆で考えるように、問題をなるべくわかりやすく例示し、質問します。
色々な考えや、不正解な答えも当然出てきますが、絶対に否定せず、答えを認めながらも、更に質問をしてゆきます。
毎回、これを繰り返してゆく。
それは、とても重要な事でした。
どんな子も上手くなる権利があり、どんな子も見捨ててはいけない
その為に、身につけたのがこのやり方になるのだと振り返ると思います。
試合だって勝ち続ける訳ではありません。
負けたのは、子供達の差ではなく、コーチ達大人の差ではないか、いつもその事を考えてしまいます。
ですから、試合に負けて何らかの罰を与えたり、前向きにならない言葉をかけたりする意味が私にはわかりませんでした。
例えば、こんなふうに試合結果を親御さんに伝えた事があります。
『相手は組織的なサッカーをしている事はわかっていました。個の力で負けた訳ではないので、効果的なアドバイスができていたら、結果も変わっていたかもしれません。そう言う意味では、私自身反省の多い試合となりました』
『負けた事を子供達のせいにしない』
その決意は他のコーチより強かったと思います。
褒め方がわからないコーチは意外に多いのですが、先ずは子供達それぞれの良いところ探し、私のように褒める仕組みを作る。
子供達の変化を目の当たりにする。
嘘だと思うなら、試してみてくださいね。
![にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ](https://b.blogmura.com/soccer/juniorsoccer/88_31.gif)
にほんブログ村