4月下旬に胃ろう造設のため入院した。

事前検査で、もしかしたら胃ろうができないかもしれないと、主治医から言われた。

理由は、胃とお腹の隙間が妻の場合少なく簡単ではないとのこと(多分そんな感じだったと記憶している)。

 

簡単じゃなくてもやってもらわないと困るし、先生お願いします!

そんな感じでお願いした。

 

翌日手術で、無事手術は完了。心配していたことはなかった。

妻と面会し、まだ痛いと言っていた。そりゃそうだろう、終わったばかりだから。

少しずつ良くなって来るから。私は思った、傷は治るのになんでALSは自然治癒力はないんだよ!!って心の中で叫んだ。

 

面会なんだけど、そのころはコロナも大分緩和され面会できないことはなかったけど、1回15分までだった。

 

私はそろそろ15分経つので、帰る支度をしていた時、妻がメモパッドに「帰らないで」と差し出し、泣き出した。

私は我に返り、私も一緒に大泣きし「帰るわけないじゃん」っと結局2時間ぐらい妻と一緒にいた。