130種類の薬草が入る「シャルトリューズ」 | ErinaKのブログ

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リキュールの歴史ははるか紀元前にまで遡ります。紀元前460~375年頃に、古代ギリシアの医者ヒポクラテスがワインに薬草を浸し、薬酒を造ったことが始まりとされています。


今回紹介するのは薬酒としての歴史をもつリキュールの中にあって最高峰と讃えられるシャルトリューズを紹介します。


聖職者の住むフランスの修道院で誕生したシャルトリューズは、現在でも修道士たちによって造られています。シャルトリューズの製造は民間会社に委託されていますが、配合は修道士によって行われ、門外不出と言われています。


そんな神秘なヴェールに包まれたリキュールがシャルトリューズです。

130種類以上の薬草が入っていると聞くと苦いのでは?と思うかもしれません。

薬草の中身は全て明らかとなっていませんが、アンゼリカやコリアンダー、クローブが原料となっているようです。なんだかスパイシーな味を想像しますが…。


ここでは、いくつか種類のあるシャルトリューズのうち、比較的飲みやすいと思われるシャルトリューズ・ジョーヌを紹介したいと思います。ジョーヌは仏語で黄色を意味します。


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シャルトリューズ・ジョーヌは蜂蜜とハーブが配合されたリキュールです。においだけ嗅ぐと薬っぽい感じですが、口に運んでみると爽やかな余韻が口に広がるような清涼感があります。蜂蜜とハーブがうまく調和しているためか、思いのほか口当たりはソフトです。


シャルトリューズは食後酒としてオン・ザ・ロックや水割りで飲むのがオーソドックスな楽しみ方です。フランスでは男女を問わず好まれる飲み方がトニックで割るシャルトリューズ・トニックだそうで、実際私も作って飲んでみました。


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炭酸が掛け合わされることで、シャルトリューズの爽快感が増しました。アルコール度数40%とは思えない程まろやかさでした。薬草の香りはかすかににおう程度なので苦みは感じません。


シャルトリューズの歴史は中世から始まります。イタリアとスイスの国境近くのグルノーブル山中にあるシャルトリューズ修道院のジュローム・モーベック修道士が1764年に修道院に伝えられた処方からシャルトリューズの原型を造ったとされます。シャルトリューズ・ジョーヌが生まれるのはその74年後の1838年のことです。


シャルトリューズはそのまろやかさから"リキュールの女王"と呼ばれているようです。

清楚でさわやかな風味をもつジョーヌを味わってみてはいかが??



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シャルトリューズ・ジョーヌをオレンジジュースで割って飲んでみました。トニック割りに比べて甘さが加わるので飲みやすい印象。チョコレートとの相性が良かったです。