白ゆき姫殺人事件

公開されて2カ月、今週までの劇場も多い映画「白ゆき姫殺人事件」そろそろネタバレ感想でも

白ゆき姫殺人事件

美人OL殺人事件をめぐって、関係者の妄想や噂話が巻き起こすゴシップエンターテイメント

井上真央ちゃんが演じるのは、被害者OL三木典子と同じ化粧品会社に勤める地味なOL城野美姫

剛くんが演じるのはろくでもないクズの契約テレビディレクター赤星雄治

このお話、殺害されたOLと同僚の蓮佛美沙子ちゃんから知り合いだった赤星に殺人事件のことで電話が入るとこからスタート

興味を持ったテレビディレクター赤星が取材を進めていくうちにあたかも同僚城野美姫が犯人であるかのような話になって‥

感想＆ネタバレあり

まず見終わって思ったこと、Twitterよりも何よりも人間の思い込みは怖いなってこと。一番危険なのは他の人が悲しいと思ってる時に、ニヤリと笑うこと。妄想好きな人は注意。

後輩社員証言

主人公で殺人犯扱いされてしまう城野美姫は地味でおとなしく、殺害された同期の三木典子は美人で華があり、社内でも比べられることが多く、上司からも差別的な扱いを受けていた。例えば来客時‥

上司）城野さん！お客さんにお茶淹れて！典子さん、お客さんにお茶出して！

これ、あんまりないよね？そんなんあり得ないよね？お茶は美人が出すのか？

証言した後輩社員もそれなら最初から典子が淹れるべきだと口をそろえる。上司から贔屓されている、つきあってた係長も典子にとられたなど、あたかも城野美姫が典子を妬んでいたかのような話がゴロゴロ

取材を始める前、まだ話をチラッときいただけの時からTwitterで事件のことをつぶやく赤星

取材中もリアルにTwitter更新面白がる人、たしなめる人、友人まで出てきてSさんという頭文字がいつしかネット上には実名城野美姫

ホントにネット社会は怖いと思った。殺人事件なのに刑事は全く出ないでずっと赤星が編集したワイドショーで話は進むし、それで成り立つとこにも怖さを覚えた。

事件当日は社内の送別会で一次会で帰ったふたり。城野美姫の車に三木典子が乗るところを見たという出入り業者

送別会数時間後に荷物をかかえ駅に猛ダッシュする城野を目撃したという同僚

駅近くのコインパーキングに車を停めたまま翌朝会社に母親が危篤だから休むと電話をかけたきり行方不明の城野美姫

関係者も世間も、そして赤星も城野美姫を犯人にしたてあげていく

彼女の地元で取材をする赤星

美姫ちゃんね～呪いの儀式で火事をおこしたことあるのよ←近所住民

はっ呪いなんじゃそりゃ

このあたりからかなり面白くなってくるんだけど、白雪姫と赤毛のアンが混ざったゴシップエンターテイメントって感じ？

この映画で一番わたしが嫌いだったのは小学校時代の先生あれはナイあんな先生いたら傷つくわ面白くてもあんな先生はダメ

事のおこりは城野美姫が一番美人だと思う幼なじみの夕子ちゃん

夕子ちゃんは何か言われるとすぐに真っ赤になってしまう恥ずかしがり屋さん

そこへ夕子ちゃんの次くらいにかわいいあかねちゃんが登場。クラスメイトから一番美人は夕子ちゃんと言われ夕子をいじめ始める。夕子がタコと読めるとからかいタコと呼び担任教師にもタコと呼ぶことを勧める。この担任がまた「あらぁタコちゃんは名前だけじゃなくてすぐ真っ赤になるからついたのね」みたいなことを言い泣きながら帰る夕子を励ます城野美姫。赤毛のアンを好きなふたりはお互いをアンとダイアナと呼び合いふたりだけの妄想を楽しんでいた。ある日、本でみつけたおまじないをふたりで実践することに。いじめっ子の名前を書いた人型に針をさし燃やしてしまうと心を入れ替えたように優しくなるというおまじない。神社の境内の中でおまじないをした火から神社が火事になり大問題に。ふたりはそれきり会えなくなってしまい、夕子ちゃんはひきこもりに。

そんな夕子ちゃんから話をきいた赤星は早速今回の殺人事件とからめて報道

城野美姫自宅にまでおしかけ土下座して謝る父親の映像まで流す始末

呪いの儀式魔女

そんな小学校時代の話の次は中学校

サッカー部エースの男の子がふざけて蹴った雑巾が城野美姫の頭に謝る男の子に対し「絶対許さないから」と怒り一週間謝り続ける彼をガンとして許さず

一週間後男の子は交通事故で大怪我みんな城野美姫の呪いだと噂した

当の本人は赤星に「呪いなんかじゃないですよ、あれは自転車のブレーキが外されてて‥でもそれをやったのは城野だと思ってます。」と証言

また呪い説が

長くなったんでつづく