女優のイ・ヨンエさんが韓国軍下士官のための音楽会の経費4億ウォン（約4200万円）を全額寄付した。所属事務所が13日、明らかにした。
イさんは同日午後7時からソウル市内で開かれる「大韓民国下士官 愛の音楽会ザ・ヒーローズ」の経費を全額負担した。
音楽会には朝鮮戦争に参戦した兵士の家族ら約4000人も招待され、歌手による公演が行われる。
事務所側は「国のために犠牲になり、今も汗を流す勇士たちのために意義深い公演が行われるという知らせを聞いたイさんが費用を全額負担した」と説明した。
イさんは、今年8月に北朝鮮との軍事境界線に接する非武装地帯（DMZ）の韓国側で北朝鮮軍が埋めた地雷が爆発し、脚を切断するなどの重傷を負った韓国軍下士官2人に対し、5000万ウォンを寄付するなど普段から陸軍下士官学校発展基金に寄付を続けてきた。
一方、結婚、出産を機に女優としての活動を休止していたイさんは来年放送予定のSBSドラマ「師任堂、ザ・ハーストーリー（the Herstory）」（原題）で11年ぶりにドラマに復帰する。
同ドラマは、5万ウォン札の肖像画になっている朝鮮王朝時代の女流画家、申師任堂（シン・サイムダン）の生涯を描く。
韓国美術史が専攻の大学講師が、偶然見つけた申師任堂の日記と謎の美人図の秘密を解き明かしていくというストーリーで、イさんは大学講師と申師任堂の 一人人二役を演じる。