7年前の昨日。
父が他界しました。
小さい頃から家に居なく、父親の存在を小学生の間は無いものと考えていました。
中学生になって
家でゴロゴロしてる人が父親なんだと知り、母の苦労を知り…。
父親の存在を心から拒絶した中学時代。
没頭するものがなく、日々同じ空間を生活するような感覚。思い出もありません。
記憶をたどっても…。頭の中は真っ白な中学時代でした。
何も興味を持たなかった私は、高校は入れる所へ入学した。
同級生との会話の中で
自分の家庭環境がまわりと違う事を知らされ、また自分を伝えきれず、距離を感じた瞬間にはクラスメイトからのイジメを受けた。
三年間
拒絶、ふさぎこみ、心を閉ざし…自ら暗闇へと進んで行きました。
誰も私の事を必要としない。誰も私の事を見ない。誰も私の事を…。
他人も自分にも興味を持たなくなり
何をしてもいいんだと、錯覚していた。
書ききれない悪行の日々。
何故、私は生まれて来たのか。
この世にイラナイ存在なんだと、頭の中はそればかりの日々でした。
そんな中、父が倒れたと一報。
泣き崩れる母
私は『天罰!!クソ親父!!』と思っていたのは確か。
沢山の苦労をして来た母なのに泣き言もなく、日々穏やかに過ごし
苦労の欠片も見せず優しく接してくれていた母親。
そんな姿しか見てなかった私の目の前には…。
泣き崩れる母の背中。
泣きながら訴える母の言葉に最初は仕方なく父親の看病に付き合った。
自分の中の拒絶から苦痛の日々が続く…。