こんばんわ。

今日は久しぶりにアフリカツインに行きます。

工作としては前回ゴールドのラインを塗装したパーツにデカールを貼って行くだけなのですが、ちょっと自作デカールの作成について触れて行きたいと思います。

で、いきなり完成したデカールの写真になります。

今回製作したデカールは赤と白そして黒の3色のデカールになります。

 

で、私がデカール製作に使っているプリンターですがALPSのMD5000になります。

このプリンター、デカールを自作したいモデラーの方には希少価値が高く結構高値でヤフオク等で取り引きされているようですが、我が家の場合はたまたま20年以上前に我が家にとって2代目のパソコンのi-Macを購入した時に印刷品質の高さに惹かれて購入したものです。

でも、印刷速度や印刷に関わるコストパフォーマンス(印刷用リボンが高い!!)の悪さからしばらく使ってからインクジェットプリンターに買い換えてずっと眠っていた代物です。

でも、未だに需要があるみたいでメーカーサポートはとっくの昔に終わっているのですが九州の方にメンテナンス等をしてくれる会社があって数年前にオーバーホールをしてもらってから今も元気に動いてくれています。

 

手前にある黒い(グレー)ものがインクリボンのカッセトでシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ホワイト、ゴールド、シルバー等7色までセット出来ます。

このプリンターの1番の魅力はホワイト、シルバー、ゴールドの印刷ができる事です。インクリボン結構高価ですが・・・。

 

で、印刷のためのデーターですがイラストレーターがいいみたいなのですが高価なので私はInk ScapeというFree Softを使っています。

このソフト、結構有名なのか本屋に行けば手引書も売っているしググれば使用上の不明点も直ぐに調べる事もできます。

で、印刷なのですが、普通に透明のデカールシートに印刷すると透けてしまいます。なのでデカールの印刷にはこのプリンター独特の機能の「ページ合成」という機能を使用します。この機能を使うと印刷が終わると用紙はスタート位置まで戻って待機します。そのままで同じ印刷をすると1回目の印刷の上に重ねて印刷する事が出来ます。

例えば、ホワイトを印刷する場合は同じデータで3回重ね刷りをする事で透けないデカールが出来ます。また、レッドの場合はホワイトの上にマゼンタを重ねて印刷しています。

重ねる回数によって色合いが変わってくるので何をどのような順番で重ねるかは試行錯誤の繰り返しです。

今回は製作していませんがロスマンスブルーなどはシアン→マゼン→シアン→シアンと、4回重ねて製作しました。

で、下の写真は印刷用のデータですが今回の場合レッド、ホワイト、ブラックのデータをそれぞれ別のレイヤーに作成して全てを表示した状態です。

 

で、下の写真はレッドの部分のデータだけを表示した状態です。データはどんな色でも全て黒ベタで作成します。印刷するときにマゼンタを選択する事でマゼンタで印刷する事が出来ます。今回は、デカールを貼る対象が白なので下地のホワイトは省略(コスト削減)してマゼンタのみ3回重ねています。

 

これは、ホワイトのデータで3回重ねて印刷しました。

 

ちょっと見難いですがブラックのデータです。ブラックは一回刷りです。

 

で、この様なデカールが完成しました。

(前の説明で使った画面は今回作ったデカールの元データなのでちょっとレイアウトが変わっています。今回のレストアに必要な分だけ印刷しています。リボン節約の為に)

 

で、完成したデカールを貼って、この後クリアー→研ぎ出しと進めて行きたいと思いいます。

ロスマンスのエンブレムは以前製作時に残ったものを使用しています。

 

と、いう事で今回はここまでになります。

次回は、ちょっと先になると思いますが完成形をお披露目出来るかと思います。