ウルトラクイズの思い出・サンフランシスコ2 | The sky is the limit

The sky is the limit

ボーカリストMOOが綴る、気まぐれなブログ

サンフランシスコ二日目の朝はとてもいい天気だった。

朝食をとって、ホテルをチェックアウト。
荷物を持ってバスに乗り込んだ。

ここまで来ると、バスの広さがなんだか身に染みる。
つい一週間前まで、大勢の挑戦者でひしめいていたのだ。
30分ほど走って、クイズ会場に到着。
11台の早押しテーブルが並んでいる。
バックにはあの、ゴールデンゲートブリッジ。

なんていうシチュエーションなんだろう。

ルールは早押しでの2ポイント先取勝ち抜けというシンプルなもの。

とうとう、憧れのウルトラクイズの早押しテーブルに着いたのだ。
イスは普通のパイプイス。
テーブルの裏には、ごっつい機械がどーんと置いてあり、
むやみに足を動かせなかった(笑)

福澤さんに「ヒーマン」というあだ名をもらって、いじられた後、
早押しハットに触れる。
TVでは「お~」という僕のシーンが流れているが、
正直感動で言葉にならなかったのは本当だ。


いよいよ、ハットを頭に乗せる。

そう、あれは「被る」というより、「乗せる」という表現が正しい。
重たい機械が乗っているので、頭の上でぐらぐらする。

次の町が、福澤さんの口から発表される。
「西海岸の夢の町、キャメロンパークであります」
・・・反応に困るくらい初めて聞く名前だった(笑)

「それでは参ります。早押しボタンに手を置いて」
というシーンで、一旦カメラが止まる。

おお~、なんかテレビだ。

続いて、早押しの練習。
福澤さんが手を叩くのに合わせて早押しをするのだが、
初めての早押しボタンがウルトラクイズなんて。
ぜいたくだなぁと思いながら押し方を試行錯誤していたのだが、
面白いくらいに点かなかったorz

ちなみに、この時に決めた押し方で、今でもボタンは押している。
完全に自己流なので、正直効率のほどはわからないが、
ま、それ以前の問題だからいいとしよう。

一人一人のテーブルのボタンチェックも終わり、いよいよ本番スタート。

テーブルに座っての早押しクイズは生まれて初めて。

最初の方は、TVのとおり、はっきり言ってお地蔵さん。
いや、実はひそかに押してるものもあったのだが、まったく点かなかった。
と、日記にも書いてあるので、信じていただきたい(笑)

僕は今でも、この時野上さんが答えた「バート」のシーンをよく覚えている。
以前、ガイドブックを見たことがあったそうだ。

生まれて初めてのノーマルの早押しクイズは、
じりじりとした緊張を感じながら必死でやった。

しかし、我ながら「酒」という答えはあいまいだなぁと思う(笑)
確か、「1級、2級などの級がなくなったものは?」という問題だったと思うが、
問題を聞いた瞬間は「日本酒」だと思って押したのに、
いざ点いてみたら、「あれ?焼酎だっけ?」とよぎってしまい、
結局「酒」と答えてしまった。

まぁ、正解をもらえたので良しとしよう(笑)

二問目の「戸籍」は全くの勘だった。
「江戸時代に“にんべつちょう”と呼ばれていたものは何?」という感じの問題だったが、
福澤さんが問題を読み終えた後に再度「にんべつちょう」と強調してくれた時、
それが「人別帳」という漢字なのではないかと思い当たり、
まるっきりのヤマ勘で答えてしまった。

これで勝ち抜け。

生まれて初めてのノーマルな早押しクイズは、
ウルトラクイズというこれ以上ない大舞台での真剣勝負。
実力はもちろん、ほかのみんなに及ぶべくもないが、
とにかく楽しかった。

ウルトラハットの「?」マークが跳ね上がる瞬間に感じる頭の重みは、
それはそれは心地よいものだったのでした。