今月18日まで熊本市現代美術館で開催されていた
「熊本城×特撮美術 ~天守再現プロジェクト展~」
ドラマや映画に欠かせない特撮美術の技術で
熊本城(天守閣・宇土櫓)を1/20のスケールで精巧に再現。
2016年の熊本地震により、まちのシンボルである熊本城も大きなダメージを受け、その被害状況は地元市民にも大きな衝撃を与えた。
これから長い年月をかけて修復工事が続く熊本城は今も多くの部分が立入り禁止となっている。今回の「天守再現プロジェクト」はそのような状況を受け、大ヒット映画「シン・ゴジラ」にも携わった熊本出身の特撮美術監督・三池敏夫氏の監修で実現したものだ。
あわせて、城下の町並みをイメージしたミニュチュアセットが製作され
繁華街や住宅地のセットづくりには、約40人のボランティアが協力!
これミニチュアですぞ~!
ほらっ!
細かいところまですごく精巧にできているので見ているだけでワクワク!
目にとまるのは、大きさ数センチの人物の動き。
市民の写真を切り抜いて作ってあり、住宅、通りに約500人がいるそうだ。
くまモン見っけ!・・・
屋根の上に猫発見!
とにかく至るところに生活感が漂っており
見ているだけでほのぼのとした気持ちになる。
熊本城は、図面から起こした数千の部品で組み立ててあり
屋根の反りもできるだけ忠実に再現されている。
会場内では他にもミニチュアとともに、写真・映像や資料などを通して熊本城の過去・現在・未来が紹介されていた。またこの他、地震で全壊した阿蘇神社の楼門も1/20のスケールで再現!
現在、実際の熊本城天守閣は修復工事の途上にあり直接目にすることはできないが、本展で映画製作の中で発展してきたミニチュアの特撮技術を駆使して、お城や城下町の町並みが我々の目の前に再現され、特撮美術ならではの形でその魅力を愉しむことができた。
ご尽力された皆様方、ありがとうございました。
本日は以上です。