グラスに大きめの氷を2~3個ほど入れる。
自宅の冷蔵庫で作った氷じゃない。
市販の透き通った氷。
 
そこに主役の烏龍茶を注ぐ。
その後、脇役というか、ここでは準主役のような存在の牛乳を注ぐ。
この順番を決して間違えてはいけない。
親が生まれた後に子が生まれる。
記事をアップした後にワケの分からないアダルトサイトが
トラックバックされる。(あれ、ほんとにやめてほしい。。)
それと同じ原理だ。
 
とにかく、
そうしてできあがった飲み物・・・
「ウー乳」。
 
・・・・
 
俺が「ウー乳」に出会ったのは、確か大学2、3年の頃だった。
更に具体的にいうと、実家に帰り、
久しぶりにパンツ姿で柔軟体操をしている親父の風呂上りに遭遇した時だ。
 
柔軟体操を終えた親父は、
おもむろに冷蔵庫から烏龍茶と牛乳を取り出し
奇妙な飲み物をつくりはじめた。
 
最初は、
その作業(烏龍茶と牛乳を混ぜている姿)をみて
親父の目が悪くなってしまったんじゃないかと本気で心配になった。
焼酎と間違えて牛乳を取ってしまったんじゃないかと・・・。
 
そんな俺の心配をよそに親父は黙々と奇妙な飲み物を作り上げ、
そして、何の疑問も持たずにぐびぐびっと一気に飲み干した。
そして、あー、うまい!と。感想を漏らしていた。
 
その瞬間、俺が次に心配したのは親父の味覚だった。
 
以前に親父が、カップ焼きソバの湯きりをせずに
そのまま食べている姿を見た時と同じ感覚だった。
親父、大丈夫か、、
それじゃ、カップ焼きそば自体、焼いてないから焼きそばって呼べないのに、
ツユが残ってたら更に焼きそばから遠ざかるよと。
 
・・・・
 
そんな感じで俺とウー乳の出会いは最悪のものだった。
 
しかし、人とは不思議なもので
臭いといわれるものほど、どんな臭いか嗅ぎたくなるもので、
ある日、こっそり一人で試してみることにした。
 
それも親父と同じシチュエーション、つまり風呂上りに。
 
風呂上りにほんのり頬を赤らめたj-taroは、
親父と同じように、パンツ一枚でウー乳を一気に飲み干してみた。
 
 
「あー、うまい!」
 
ん?
このセリフどっかで聞いたぞ。と思った。
 
親父と同じシチュエーションで、親父と同じ服装で
親父と同じ飲み物を飲んで、そして親父と同じ言葉を発した。
 
笑えた。

人間っていいな。と思った。
 
それ以来、俺は
ウー乳のとりこになった。。
 
それは、親父に対する尊敬の念を改めて感じさせる出来事だった。
 
 
・・・・
 
久しぶりにウー乳を先日試してみて、
やっぱりうまい!と感じたので久々更新してみました。
 
機会があれば是非お試しあれ。
オススメは、烏龍茶2の牛乳1の割合です^^
 
 
ソイヤ