ファタモルガーナの館
The Seventh Door ネタバレ有感想です


こちらネタバレを見ないほうが楽しめる作品ですので、プレイ予定の方は回避をお願いします。



⚠やるせない表現、傷付ける描写あり
明るい作品ではありませんのでお気を付け下さいませ








◆The Seventh Door編


ミシェルの過去編でした!


冒頭で明かされる最大の真実
ミシェルの性別は女性であった....!!?



ボランジェ家で唯一の女児が誕生します
白い髪に赤い瞳
不思議な外見を持つ赤ん坊を
母親リディーは溺愛しました


リディーがずっと望んできた女の子
天使のように美しい子になってほしい
「ミシェル」と名付けます


ミシェルには二人の兄がいました

長兄のディディエ
男らしく勇ましい
教会に属する騎士でした

次兄のジョルジュ
物腰の柔らかい優しい性格で
宮廷画家として歩き出しています


二人の兄に囲まれ
ミシェルも兄のように
剣の道への憧れを抱き
チェスや彫刻などに興味を持ちます


一方で母親はそれをよく思っておらず
裁縫やお花などをやらせ
女の子らしく育てようとします


次兄のジョルジュに婚約者ができます
エメという名の女性
ミシェルと違って
ふっくら柔らかい身体つきで
内面もおしとやかで女性らしいです


エメと一緒に暮らすようになり
ミシェルは次第に
エメに心を奪われている自分の感情に気が付きます


エメは次兄の婚約者
それ以上に自分の性別、肉体では
彼女に愛されるべきものではないと
理解をしていましたが
彼女への想いが高まってしまい...

ミシェルはエメに
キスをしようとしてしまったことから二人の間に亀裂が生じます


しかしエメは
ミシェルの母親にお願いされて
ミシェルと親しくしていただけで
本心はミシェルのことは好いていませんでした

それどころか「同性愛は気持ち悪い」
ミシェルの存在を気味悪がっていました
 

更に、次兄ジョルジュの婚約者の彼女は
長兄のディディエと心を通わせていたのです
実はしたたかな女性でした


ミシェルの噂話をしながら寄り添っている二人を目撃してしまい
自分の味方はいなかった
騎士になると言った兄が、弟の女に手を出していた
その事実はミシェルを苦しめます


ある時から
ミシェルの身体に変化が起きます
成長痛を感じ、高熱で寝込みます
母が手厚く看病しましたが、一向に落ち着かず部屋で療養という形で隔離されます


声が低くなり
背が伸び、身体の丸みがなくなり
瑞々しい肌もなく、骨ばった体へと変わり果てました

ずっと感じていた性への違和感
顔も体付きも変化したミシェルは
名前も変えて生きようと思います

Michelle から最後の二文字を外して
Michel  女の名から男の名へ


ミシェルが不在の食卓で
家族が楽しそうに談笑しています
男の身体に変わったミシェルが現れると家族は凍り付きます
エメと長兄の熱愛スクープもここでバラしてしまい地獄絵図に

ミシェルは再び
部屋に閉じ込められてしまいます

最初は使用人が食事を運んでくれました

ミシェルは自分と他社の身体を比べたく
使用人を脱がせて身体を確認します
使用人にあって、ミシェルにはないものに気が付いてしまいました

ミシェルの下半身には、男としてあるべきものがなかったのです


女性でも男性でもない姿に変わってしまったミシェル
使用人も侍女も部屋に寄り付かなくなり
水も食事も運び込まれません


4〜5日誰も来ず
このままでは餓死してしまいます
そこで現れたのがエメ

使用人達が一切来なくなったのはエメの仕業でした
エメがミシェルの世話係を自ら申し出て
食料配達をしなかったのです

以降エメは
水をわざとこぼして絨毯から吸わせたり
犬の食べかけの食事や
調理前の食事を与えるなどして
ミシェルを徹底的に苦しめます

身体つきは男性に変わっても
衰弱したミシェルではエメに叶わず
エメから暴力を受け、ミシェルが一番傷付く性別への否定を何度もされ心が壊れてしまいます

どんなに苦しめられても自尊心を持ち、涙を流さず己を保つ努力をしたミシェルでしたが
酷い苛めに耐えきれず
人形のように無抵抗でエメの指示に従うようになります

よえやくエメが飽きたと言い
それ以降は食事を配達するのは使用人に代わりました


もしかしたら再びエメの気が変わるかもしれない
エメが現れなくともミシェルの恐怖は消えることはありませんでした


ある夜 ミシェルの部屋に兄達がやってきます
父がミシェルを処刑すると宣言したので
どうにか逃がそうと提案をしてきました

今まで散々ミシェルを見捨ててきた兄ですが、やはり失いたくはない。死なせたくない。
館で生活して生きてくれと...

ミシェルはもう一度 兄たちを信じて
館行きの馬車に乗り込む決意をします


必要な物資は月に一度、こちらから送る
食料、衣類、時間を潰せるものを

ディディエからはチェス盤を
ジョルジュからは簡単な絵画セットを
餞別として貰います

ミシェルは表向き死んだ人間と扱われるので、使用人以外には姿を見せないように申し付けられます


いつか父の命が尽きたら
この屋敷に戻ってこられる
それまでの辛抱だと信じて...


☆一瞬モルガーナが現れます
4つ目の扉は、ミシェルのための話だったと
あの世界の中では、悲しい運命を背負った男性だったが、優しい女性と心が繋がり
神秘的で美しい悲劇になっていたと☆


ミシェルは屋敷にたどり着きます
魔女が住む、いわくつきの屋敷


何かに引き寄せられて
物見の塔へ行くと
片腕のない白骨死体がそこにいました


たった一人この館で暮らすうちに
誰かを信じる気持ち、
自分を信じる気持ちを失い
自分のことすら分からなくなります

気が付けば8年の歳月が流れていました


いつものように荷物が届けられると
入っていたのは絵画で
描かれていたのは女性のミシェルでした

今のミシェルの姿を認めてない家族たちを嘆き、苦しみ、憎しみが生まれると

魔女の声が聞こえるようになります


魔女モルガーナは囁きます
私だけはミシェルの痛みを共有することができる。私だけがあなたを慈しんであげましょう。
あなたのおかげで私は復活できたから
願いを叶えてあげましょう。


モルガーナは誰を呪うか尋ねますが
ミシェルは誰かを呪う
という提案には頷きませんでした


感情を失い、自らを閉ざし
10年の歳月が流れた時
ミシェルの元にジゼルが現れました

この出会いがなければ悪魔になっていたかもしれません

ジゼルを愛せば愛すほどに
性別の秘密を明かした際に
拒絶された場合の恐怖心が大きくなり
打ち明けることができません


ミシェル父が亡くなり
二人で新たな未来を考えた時に
ミシェルは母へ自分の本心を伝える手紙を書きます

自分の性別は男であり
愛する女性ができたこと
彼女との将来を考えていること

 
家族にさえ受け入れて貰えれば
普通の男としての幸せを与えられないとしても、ジゼルを心から愛し
二人なりの幸せを掴もうと思いました



母からの返事として
館に襲撃者が現れました

以前ジゼルが情報を流してしまった村人が再び来たのではなく、ミシェル母からの討伐依頼だったのです


その筆頭の騎士は
ミシェルの兄、ディディエでした


ミシェルが信じ続けてきた家族によって
斬り付けられ
命を奪われ
十字架に張り付けられ
母親に火を付けられ
ミシェルの魂は消滅します


身も心も全てを失ったミシェル
常闇の中で聞こえてくるのはジゼルが
自分を探し求めている声でした


ミシェルはジゼルにもう一度会いたい一心で、何百年もかけて失った肉体を再生していきます


そうして出会えた頃には
お互いに記憶を失ってました
↑これが本作の出会い冒頭ですね!


ミシェルはジゼルの魂を求めて再び立ち上がります
モルガーナの魂を救わないとこの館の呪いは解けない、彼女のことも救いたい!

真実は必ずしも一つではないから
もう一度モルガーナの過去を見つめ直す為に
本当の最後の扉を開きます...!


以上が7つ目の扉でしたー!



◆◆◆


ボイスもないし
固定概念で男女だと思い込んでましたが
まさかの女性ですか....!!!?
という驚きから始まった7章でした。

ミシェルが女性だなんて思いもしませんので
アニメならでは、ゲームならでは、
ボイス無しならではできる演出って痺れますよね...!!!
これが実写ならミスリードに持っていくのは難しいかなと思いましたので、だからゲームやアニメが好きなんだよ〜と思いました(*⁰▿⁰*)


ミシェルの性別は染色体異常によるものでしょうか?両性器的な...?
この時代では呪われた子扱いをされてしまいましたが、心は男性なのに女性として育てられてきたのは私には到底理解できない苦しさを味わってきたミシェルですね....(´;︵;`)


今回のストも辛く悲しくて
ミシェルとジゼルが出会ったシーンに戻ってきたら涙が出てきました(;∀;)

いよいよ次で終わりますが
ミシェルは男性として、ジゼルと幸せになってほしいですね...。

白い髪の女の子がミシェルではなく
白い髪の女の子はモルガーナなのだ
というシーンで終わりましたので
何故そうなったのか最後まで緊張が続きます〜!!

何一つ予想ができないまま終わっていきますよ。笑(ただただ驚くオタク)


最終章にて
鍵持ち3人衆が実は訳ありのいい奴でした!ってことになるのでしょうか...ユキマサがここから訳アリでした説を出すのはかなりハードモードですけど行けます??笑


エメが救いようのない最低の女だったのが7章の胸くそシーンでした。
一方的に虐められてる描写は心に来ますわ〜もう読めないですorz
これで誰も呪わない選択を選べるミシェル!
ガチ天使じゃないですか....(´;ω;`)
私なら即!家族たちを呪ってもらってますよ!!!!まずはエメから。爆

実はこの感想を書くだけでもそれなりに時間がかかるので(遅筆)読み終えるのも嬉しいですが、感想を書き終えるのも嬉しかったりします...!笑←自分が好きで書いてる癖に驚き


あとはそうですね
ファタモルをやっていると
強い願いが呪いとなって効力を発揮している描写がありますので

言葉を口にすると
言霊になるから発言に気を付けようと
思念や怨念について考えさせられます 


長くなってしまって申し訳ないです💦

ここまで読んで下さった方がいらっしゃるとは正直思っておりませんが、
もしお付き合い下さった方がいらっしゃいましたら
長々とありがとうございました🙏🙏😭


それでは
乱文駄文失礼致しました!