パンティー:Ryo | J-SLASHのたかがRock'n Roll

パンティー:Ryo

本日はちょっと大作である!!






人間が成功を収めるにおいて、「根回し」と言うものが重要になってくる。


オレ達は小さな成功のためであっても労力は惜しまない。




ある春の日・・・


オレはスタバのコーヒーが大好きなのだが、ある日スタバに行くと、それまでで最大のサイズだった「グランデ」よりも一回りデカいサイズのカップが登場している。




面白い事が頭に浮かんだ。



「Venti」・・・「オレの心の中(なんか、パンティーみたい・・・ププッ!)」。




そこから半年に及ぶ根回し期間が始まった・・・


オレがちょっと外に出るときには、兄貴とケンイチが必ず、「ラテのパンティーを買ってきて」と頼むのだ。


勿論、兄貴やケンイチが外に出るときにも同じように「オレ、ラテ・パン買ってきて!」と言った具合だ。。。





夏も終わりに近づいた頃・・・


サポート・キーボーディストであるキムが「オレちょっと出てきます」と言ってきた。


「キム」と言っても、彼は日本人で「キム」と言う名はあだ名である。



即、「エエぞ!」と答えた。



キムはウチの事務所のスタッフでもあり、非常に穏やかな好青年なのだが、そんな彼にも少々問題があった。


「ぽえぇーー」としているのである。


ちなみに「ぽえぇーー」とは、「ボーっとしている」事の表現である。


彼は「ぽえぇーー」っとしているため猜疑心とか言ったものが皆無なのであるが、当然 猜疑心の無い人間はダマされやすい。





・・・標的・・・





そこで、「ついでにスタバでコーヒー買ってきて」とお使いを頼む。


人の良い彼が断るはずも無い。



で、彼に注文である。


オレ:オレはスターバックス・ラテの一番デカい、「パンティー・サイズ」でよろしく!
兄貴:おお! オレもそれ、ラテの「パンティー・サイズ」でよろしく!!

賢一:オレも「ラテ・パン」でよろしく!!!



「ベンティー・サイズ」は存在するが、「パンティー・サイズ」など存在する筈もないのだ。。。



で、幸いな事に他のスタッフもいるので、注文がややこしくなってくる。(勿論、他のスタッフにも根回しはしてある)



そこで、J-SLASHのなかでも一番性格のいいケンイチ君が、親切に「注文表(メモ)」を書いてやった。



ラテのパンティー × 3
アイスコーヒーのトール × 2
キャラメル・マキアートのグランデ × 1



その紙をキムに渡して、性格のいいケンイチ君はこう告げた。


「ややこしかったら、店員に紙を渡せばエエよ~」と。。。



1時間後、事務所のトビラを開くなりこう言った。



「パンティーなんて、無いじゃないですかーー!!」





ちなみに、キムはご丁寧に店員の女の子にメモを渡したらしい。


当然、笑われたようだ








J-SLASH Ryo