人間のデカさ Ryo
「世の中の人は何とも言わば言え、我が成する事 我のみぞ知る」
これは有名な坂本竜馬の若い頃の「詩」。
志(こころざし)の高さとは裏腹に、まだ何の力もなく必死にあがいている若者の心情がよく表現されています。
突然ですが、「詩」の中でも、オレは昔の人の「辞世の句」が好きです。
心情がありありと伝わって、胸を打つのかも知れないですね。
例えば・・・
吉田松陰:身は例え武蔵の野辺に朽ちぬとも、とどめおかまし大和魂
(私は武蔵の地で死ぬが、魂は日本にとどまるのだ)
無念さと、後の日本を憂いている素晴らしい辞世の句ですな。
勝海舟:これでお終い
飄々とした江戸っ子で、気どらない勝海舟らしい辞世の句だ。笑
しかーし、オレが一番好きなのはやはり「高杉晋作」の辞世の句だ。
高杉晋作:面白き事もなき世を面白く
素晴らしい!!
この時代(幕末)に、命ギリギリのところで生きている人間が世の中を「面白い」と表現できてしまう。
こんな人間が何人いただろうか?
彼のスケールのデカさが伝わってくる。
うーん、格好いい! 格好よすぎる!!
J-SLASH Ryo