お肌の悩みで多く挙げられるのが『シミ』です。
今回は、シミの種類(8種類)についてご紹介します。
★肝斑《かんぱん》
・30 代からできやすく30~40代に多い。
日本人の約8割以上の女性に発生する。
・頬、額、目の周り、口の周りに多く発生する。
・第一の要因は紫外線といわれ日光性黒子と判別しづらく、女性ホルモンが関与している。
・ビタミンCやトラネキサム酸などが、紫外線の予防を期待して使われることが多い。
・美白化粧品は有効。
内服薬、ピーリングと並行して行うと効果が早い。
★雀卵斑《じゃくらんはん》
(そばかす)
・紫外線のあたる部位、特に顔面に多発するが、遺伝傾向が強い。
・3歳頃から現れ、思春期に目立つようになり、次第に減少する。
・遺伝的要素が強いとされており、美白化粧品の効果は少ない。
★老人性色素斑《ろうじんせいしきそはん》
(日光性黒子)
・紫外線によってできる、一般的に「シミ」と呼ばれる色素斑。
・40歳以降になると、顔や手の甲、前腕に濃く現れる。
・初期のものには美白化粧品は効果があるが、定着したものにはあまり効果がない。
★炎症性色素沈着
《えんしょうせいしきそちんちゃく》
・ニキビや傷などによって炎症が起こった後にできるシミ。
・ニキビができやすい、頬、あごにできやすい。
・時間がたてば消えることが多い。
・美白化粧品が有効。
★花弁状色素斑
《かべんじょうしきそはん》
・海などで急激に皮がむけるほど日焼けした後にできるシミ。肩から背中にかけて起こることが多い。
・美白化粧品ではあまり効果がない。
★脂漏性角化症
《しろうせいかくかしょう》
・シミがイボのように盛り上がったもの。
・イボの表面はボツボツしている。
・美白化粧品は効果がないとされている。
★女子顔面黒皮症
《じょしがんめんこくひしょう≫
・中年以降の女性に多く、接触皮膚炎などによる色素沈着 (主に化粧品のタール系色素)が原因とみられる。
★ベルロック皮膚炎
《べるろっくひふえん》
・香料のベルガモット油(成分:ベルガプテン)によって起こる色素沈着。
・日光に当たった時に紫外線と反応して発生する。
《参考》
日本スキンケア協会 スキンケアアドバイザー公式テキスト 「しっかり学べる スキンケア教」
小野 浩二(おの こうじ)先生
エステティックコンテスト全国大会1位
一般社団法人日本スキンケア協会 代表理事
日本ダイエット健康協会 理事
日本エステティック業協会(AEA)認定講師
大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書.DVD25冊出版
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