2月16日、日曜日。実技試験が沖縄国際大学で行われた。
半年前、同じ会場での筆記試験を突破していたので、この実技さえうまくいけば、めでたく泡盛マイスターに認証されるのだ!
朝から気合が入る。小雨の降る中、1時間も前に着いてしまった。
試験が始まるまで、頭の中で何度も、サービス実技のシミュレーションを行う。
さて、試験内容を簡単に紹介したい。
1.テイスティング
(1)銘柄別テイスティングの表現 3銘柄 各35点 合計105点
(実技試験で最も配点が高く、したがって最も重視されている項目。持参した3脚のテイスティング・グラスにそれぞれ異なる泡盛が注がれる。それらの外観・香り・味・後味・お薦めの飲み方・合わせたい料理などを筆記で表現するのだ。1時間しかないので、1銘柄あたり20分で仕上げなければいけない。他の問題を完璧に答えても、ここで73点以上とらないと不合格となる。)
(2)度数選定 5種類(20度、25度、30度、35度、43度) 各3点 合計15点
(比較的簡単な問題。満点を狙いたい。まず5種類香りを嗅いで、弱そうなものから飲んでいくとよい。強いものから飲むと舌が麻痺する。)
(3)原材料と酒類選定 7種類(琉球泡盛、芋焼酎、麦焼酎、蕎麦焼酎、黒糖焼酎、米焼酎、清酒) 琉球泡盛は7点、その他酒類は各3点 合計25点
(琉球泡盛は7点と配点が高いので確実に当てたいところ。蕎麦と清酒は独特なので簡単だが、あとの5種類が難しい。)
(4)世界の蒸留酒選定 5種類(琉球泡盛、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ) 各3点 合計15点
(実技試験で一番簡単な問題かもしれない。確実に満点取りにいきたい。とはいっても私は2種類間違えた。)
2.口頭試問
試験官が、教室で、泡盛等に関する質問を10問読み上げるので、それぞれを回答用紙に書いていくというシンプルな試問。筆記試験のおさらいのようだ。(「黒糖焼酎はどこでつくられるお酒か」とか「テイスティングの際のテーブルクロスは何色が適しているか」など) 各1点で10問。合計10点(それほど配点は高くない。数問回答できなくても気にする必要はない。)
3.サービス作法実技
口頭試問までが午前中の試験で、昼休み挟んで午後にサービス作法実技がある。
待合室で待っている受験生が一人ずつ試験個室に呼ばれる。試験官の前で、古酒のサービングあるいは水割り・ロックのサービングを行う。合計20点。
試験官には、①衛生的に器具が扱われているか、②泡盛の提供とサービスの一連の動作を丁寧かつスムーズに進めることができているか、③試験官の質問(例:「マイルド表示とはどういう意味ですか」)に対して簡潔に的確に答えられているか、が見られている。
以上合計190点満点で133点以上とれば合格だ。
筆記試験と異なり、自己採点が出来ないので、なんとも不安だ。
ただ、沖縄大学の15回の講座をしっかり受け、しっかり復習し、何度も何度もサービングや利き酒の練習をしたので、やることはやったとの思いであった。
あとは1か月後の結果を待つのみである。
(泡盛初心者が、私の今回のブログを読むと、難しそうだと思われるかもしれませんが、15回の講座は、まさに実技試験を合格するためのノウハウを徹底的に教え込まれる内容なので、しっかり準備すれば大丈夫です!)
