さて、泡盛マイスターになるまでの私の1年を紹介したい。
まず、4月~7月の期間、沖縄国際大学の『琉球泡盛学』講座Ⅰ(前期)を受講した。
沖国大の学生らしき若者もいたけど、一般の人たち(つまり私のようなおっさん)のほうが圧倒的に多かった。1:3くらいの割合だったかな。
受講するためには、3月くらいに沖縄国際大学(もしくは「泡盛マイスター協会」本部)で手続きを行わなければいけないのでご注意を。(春が近づいてきたら、協会のHPをチェックしてください!)
受講料は無料ということで有難いのだが、教本代が1万円以上かかる。この教材は3冊セットで、内容も充実しているので、代金じだいに文句を言うつもりはないけど、支払い方法が少々面倒。
受講手続きのときに支払いできずに、泡盛マイスター協会に別途振り込まなければいけないのだ。面倒なので、協会には再考を求めたい!
さて、この『琉球泡盛学』講座。
毎週月曜日午後7時から8時半まで行われていた。
私は午後6時ちょっと前に那覇での仕事が終わるので、定時退社でダッシュ!。沖国大まで行く98番のバスに乗って向かう。
それでも10分くらい毎回遅刻していた。ごめんなさい、講師の皆様。でも全15回(4月~7月)皆勤賞!
以下のような内容で、それぞれ専門の講師が説明してくれたのでとても面白かった。
①酒入門/酒類の分類、②焼酎、③泡盛入門、④酒の歴史、⑤泡盛・沖縄の歴史、⑥泡盛の原料/泡盛の製造、⑦酒・泡盛の科学、⑧酒造所、⑨古酒・熟成、⑩酒器/泡盛の表示、⑪酒と健康/世界の食文化/日本の食文化と伝統、⑫琉球料理/食品衛生、⑬世界の酒、⑭カクテル、⑮まとめ/修了式
各講義しっかり聴いて、試験前に教本を何度か復習して、(時間とお金に余裕のある人は)過去問を解いたり、マイスター協会が開催する模擬試験を受けたりして、筆記試験本番(8月)に臨めば大丈夫。
筆記試験の話は次回にするとして、私が受けた昨年の試験に実際に出た問題を出しておこう。(答え合わせは次回します!)
【○×問題】
問1:ラガービールは上面発酵ビールのことである。
問2:もろみに含まれるクエン酸は蒸留したら酒に含まれない。
【穴埋め式問題】
問3:1682年に王府の手によって美里村の(① )窯、首里の(② )窯、那覇の(③ )窯が牧志村の南に統合され、現在の(④ )が誕生した。
【記述式問題】
問4:鶴3羽が描かれているラベルの酒造所と銘柄を答えなさい。
問5:文化庁は2019年5月20日に沖縄県の文化的な3目を日本遺産に認定した。認定された「琉球泡盛」以外を答えなさい。
