中国江蘇省の不動産開発会社トップが、来訪しました。現在、江蘇省蘇州で数箇所の大型プロジェクトを進めています。
ここ、数年不動産業界に対する規制は、どんどん厳しくなってきております。
しかしながら、住宅を求める需要は、旺盛です。より競争力のある物件、より良い住宅開発へと日本の建材を導入するディベロッパーも増えて来ております。
中国江蘇省の不動産開発会社トップが、来訪しました。現在、江蘇省蘇州で数箇所の大型プロジェクトを進めています。
ここ、数年不動産業界に対する規制は、どんどん厳しくなってきております。
しかしながら、住宅を求める需要は、旺盛です。より競争力のある物件、より良い住宅開発へと日本の建材を導入するディベロッパーも増えて来ております。
私が、顧問をつとめる上海金橋輸出加工区開発ホールディングスをご紹介します。
中国政府傘下の不動産開発会社として、20年前に設立され、上海市浦東新区金橋地区27平方キロメートルの開発を一手に担ってきました。
中国政府を代表して、輸出加工区をつくり、過去投資プロジェクトは、1000件、うち、95%は、外資によるものです。年間工業生産高は、2,500億元≒3兆円・・・上海市全体の10%、浦東地区の30%を金橋だけで占めています。
世界中から、GM、コカコーラ、コダック、モトローラなど500社以上、日系だけでも、シャープ、日立、NECをはじめとして92社が、進出しています。
中国の発展にあわせ、生産基地から、R&Dや、デザインセンター、ヘッドクオーター機能としての拠点、高級住
宅地域を背景とした商業施設・文化エンターテイメント地域へと転換を図りつつあります。
現在は、住友林業とのマンション内装事業、三井不動産との商業施設共同開発などを進めています。
現在、多くの日系建材企業が、中国に進出していますが、確実に基盤を築きつつある企業となかなかトンネルの先が見えてこない企業があると思います。
その理由は、色々ですが、
一、現地化が出来ていない・・・いつまでも日本人が責任者をしている・・・
一、高品質、先端技術≒高価格・・・の考えから、脱却できない・・・
一、中国人市場・商システムに溶け込めていない・・・
一、お家芸のコストダウン、人件費、販管費など節約意識が、緩くなっている・・・
一、日本本社が、中国のことを理解していない・・・
・・・などが挙げられると思います。
「郷に入れば、郷に従え」とはよく言ったもので、成功と失敗の比率は、中国に駐在している中国人スタッフの人数と日本人スタッフの人数に比例する気がします。
中国では、よく言われる袖の下・・・例えば、ワイロなども悪いと誰が決めたの?・・・ということもあります。アルバイトは禁止?上海で、月給2,000~3,000元というお金で、生活するのは、決して楽ではない・・・そういうことを理解したうえで、高給を支払っている日系企業は、少ないのが現状だと思います。
日本の常識=中国の常識=世界の常識・・・???・・・ということを改めて考え直すことも必要だと思います。