所属している全国社外取締役ネットワークに寄稿した文章を3回にわたってご紹介したい。


上場企業のガバナンス強化の視点から、上場企業に独立した社外取締役の任命が議論されています。


この点について私なりの意見をまとめたものを記載します。



【議論の前提:企業の目的は何か?】


様々な定義がありますが、私は、企業の目的は、


①産業資本


②金融資本


③自然資本


④人的資本


の「4つの資本」を利用して、


それぞれに対して十分な対価を支払って、


社会及び顧客に対してサービスを効率的に提供することだと考えます。


企業活動のガバナンスとは、以下のサイクルをチェックして、


幅広い見識からモニタリングし、


必要に応じて適切なアドバイスを行うことだと思います。


・投入した①、②、③、④を効率よく利用している。

・それらに十分な対価を支払っている。

・顧客が満足する商品サービスを提供している。

・法令遵守している。

・長期的に活動が維持・発展できる見通しを立ててそれを実現するために運営されている。


従って、この前提に従い、まず「4つの資本」の視点で適切な企業活動がなされているのか、社外取締役以外のガバナンスの機能がどうなっているのかという点で考察します。


その上で、不足しているものを補うために社外取締役にもとめれる役割、人材要件は何かを論じたいと思います。法令遵守に関してはここでは当然であるとしてここでは議論は基本的に省きたいと思います。


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