英情報サイトdigital spyによれば、米ABC社長のポール・リーがシーズン9製作に前向きな姿勢を見せていて、シーズン8を最後に複数のキャストが降板してもシリーズは継続すると明言したとのことだ。テレビ批評家協会（TCA）のプレス・ツアーに参加したリーは「（クリエイターの）ションダ（・ライムズ）は、他の誰とも違うビジョンを持っている」とコメント。「彼女は今の状況も、今後のことも、理解している。ションダには、シーズンの終わりだけではなく、その後の展開についてもかなり明確なアイディアがあると聞いている」と、クリエイターがシーズン9を視野に入れていることを認める発言をした。しかも最後は「この番組に満足しているよ」と締めくくり、シリーズの継続に乗り気な様子だ。
本シリーズは、主演のエレン・ポンピオ（メレディス）、パトリック・デンプシー（デレク）に加えてサンドラ・オー（クリスティーナ）の契約がシーズン8で満期となるが、3人の続投は未定のままだ。
最近、カーレーサーとしても活躍するパトリックは、昨年12月に米TV Guide誌に対して、レースへの参加や映画への出演が可能であれば、『グレイズ～』への出演を継続する意向を示した。さらに先日、レースのためにテストドライブを行っていた際、米Peopleに対して「交渉の最大のポイントは、レースに出られるかどうか。だから、レースを欠場しなくていいなら『グレイズ～』への出演を続けると思う」とコメント。とにかくカーレースに夢中なパトリックだが、この条件さえクリアできれば契約更新に問題はないようだ。