え?
娘は 目を見開いたまま 呼吸困難のような 全身を小刻みに揺らし、見た事のない形相で目の焦点は合わず、涙を流し ヨダレを垂らしていた。

どーしたのつ!!!
主人と名前を呼び続けた
このまま 呼吸困難で死んでしまう!!!

きっ 救急車!!!!

気が動転して 住所が言えなかった
冷静な対応に気持ちが焦り
「早く!!早くして下さい!!!子供が死んでしまう!!!」声を荒らげてしまいました。

お母さん、落ち着いて下さい。お母さんがしっかりしないと!心臓マッサージはできますか?

実は、4歳の時に、心臓の雑音がすると受診し、僧帽弁逆流症で年1経過観察していたのでした。
そう診断を受けた時はショックでしたが、
日常生活や運動に支障はなく。悪化しなければ、この心臓で生きていく、何もすることは無いと言われていたのですが、こうなった時、真っ先に心臓麻痺を起こしたのだと思いました。

私は主人に 心臓マッサージ!と階段を駆け上がりましたが 心臓じゃないと思う、少し落ち着いてきた

冷静に観察している主人
あわてふためく私

娘はまだ目を見開いて 意識がない
しゃっくりのような変な呼吸をしている
このまま呼吸が止まってしまうのでは
と恐怖で震えた
救急車 遅い!とても長く感じました。

救急車が到着し、サチュレーションを付け
心拍、血圧、測ってる間も娘は瞬きを一度もしませんでした。
人形のような意識のない目
本当に死を思わずにはいられなかった。
高熱を出しやすい子だったけど、熱性痙攣は一度もなかったので、これが痙攣だと 判断できなかったのです。

救急搬送は近くの病院ではなく30分かかる夜間対応病院でした。
搬送中も、ぼーっと見上げたまま 瞬きをしない
涙が流れて拭くしかできなかった。
私はパジャマで頭は洗ったまま
恥ずかしいなんて
一ミリもよぎらなかった。

途中、救急車とすれ違い
サイレンの音がシンクロ 耳が痛いくらいの音
娘の意識が戻ってきた
救急搬送されてる自分が恐くて
夢だ現実だか 混乱していました
え?なんで?怖い!!
落ち着かせながら 瞬きする娘にホッとしました。

病院に着き、採血、炎症の数値も上がってないし
無熱性の痙攣なので てんかんの可能性があります。
月曜日にまた、受診してください。

痙攣?だったの?
てんかん?

意識も鮮明になっているので 帰って良いですよ。

帰って良いのですか?

私も主人も、さっき娘に起きた出来事と
医師に言われた言葉
もぅ帰って良いという今
頭が追いつかないまま キョウダイを残した自宅に深夜2時に帰宅した。
ごめんね、二人とも起きてしまったようだ。

なんだったんだ?なんでこうなったんだろう?
てんかん?
計り知れないモヤモヤと
またそうなるかもしれない怖さで一睡も出来ず
娘の様子を何度も確認し、朝になった。