ザ・キャッシュマシーン
- ザ・キャッシュマシーン/リチャード・クラフォルツ
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
~ザ・キャッシュマシーン~
■苦境
型どおりの解決策をいくら並べても、
何の解決にもつながらない。
考えて考えて考えるんだ。
○制約条件:Constrains
片側三車線のハイウェイで交通事故が発生し、
二車線が閉鎖すると、そこを通過する車は全部、
残り一車線に集中してのろのろ運転。
この事故発生現場が制約条件となり、
通過する車のペースを
決定することになる。
その現場前後の三車線があいていようが
何の意味も持たない。この事故現場だけが、
ハイウェイの交通量を決定する。
TOCは、システム全体のパフォーマンスは、
実は、数少ないいくつかの制約条件によってのみ、
左右されることを唱える。
制約条件の理論
■マーケティングの宿題
元々の制約条件はステップ1の
顧客選択がボトルネックでした。
見込み客の数が十分ではなかった。
しかし、営業部員や、
代理店を増やす事で解決できた。
このように制約条件を非制約条件に
返還することを
【制約条件の能力向上】、
【ボトルネックの能力向上】
という。
この改善プロセスは永遠に終わる事の無い作業。
■本当に
大きなジレンマを抱えています。
【プロセス内コスト管理】VS【プロセス外コスト防止】
①プロセス内コスト管理とは、
ビジネスサイクルのコストを管理、削減する
ための作業で成り立つ。
購買サイクルの一環として、
CFOの承認やサインが必要なとき。
場合によっては1つの作業で全体の
時間が著しく長くなってしまう場合もあります。
しかし、不要な経費を防ぐ事で
コスト削減に貢献します。
②プロセス外コスト防止とは、
ビジネスサイクルの範囲外でとられる措置。
ビジネスサイクルに必須のプロセスではないため、
これがなくてもプロセスは止まりません。
しかし、必須プロセスではないので、措置が遅れて、
不必要な経費が発生することも。
顧客のブラックリスト作成などがこれにあたります。
■ボトルネックはどこだ
【学生症候群】:
どんなに時間があっても学生は
試験直前まで準備を始めない。
バッファーがあればつかってから
仕事に入るのが学生症候群。
【ソフトウェア・エンジニア症候群】:
時間(バッファー)があまればもっと効率が
いいものをともっと完璧なものを
作ろうとするために全体プロセス時間が伸びる。
バッファーは工程外の最後に残して、保護時間を取り上げる。
■急がば回れ
矛盾の解決策→本当に
○新製品を全ての顧客テストをパスしてから市場投入
○できるだけ早く新製品を市場投入する
この時のゴールは利益の最大化:
どちらも競合に勝つための意見だが。
利益を最大化したいならば、
【本当に】発売前に新製品の機能を完璧に
仕上げる必要がある。
利益を最大化したいならば、
【本当に】競合他社に勝ち、旧製品の
落ち込み損失を克服しなければならない。
→前者をとるべきである。
■期末症候群
期末症候群のような問題を解消する一番の方法は、
その問題を経験した人を集めて意見を聞く事。
みんなが出してくれた問題間の原因と結果を
示す図を【現状問題構造ツリー】。
目標が低いと最初からがんばる必要はないんです。
最後まで動きださない。それに時間がありすぎると、
必要以上に取引の交渉に時間をかけてしまいます。
ソフトウェアエンジニアが不必要なほどに完璧を
目指すのと同じです。
目標を多少非現実的に高く設定することで
最初から走って、走って、走らざる得なくなります。
■キャッシュマシーン
制約条件を見つけ、徹底活用して、
従属させ、能力を高め、そしてまた
最初からやり直すという5ステップ。
※TOC:Theory of Constrains