『「北風がヴァイキングを作った


……スカンジナビアにこんな諺がありますが、


これは我々の人生に対する警鐘と考えることも出来ます。


安全で快適な生活、楽しくてのんびりとした生活さえあれば、


人間は自然に幸福になり、善良になるという考え方は、


いったいどこからきたのでしょうか?


それどころか、自己憐憫に陥っている人間は、


クッションの上にそっと寝かされていても、


依然として自分を憐み続けます。


歴史を見れば分かるように、


人間が自己の責任を背負って立てば、


環境が良かろうと悪かろうと中程度であろうと、


気骨のある人格が育ち、


幸福が必ずやってくるのです。


だからこそ、北風がヴァイキングの生みの親となったのです。』



by.ハリー・エマソン・フォスディック(アメリカの神学者)



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名月