東京都 荒川区にある
旧 三河島汚水処分場
を訪れた続きです
三河島汚水処分場、
喞筒室(ポンプ室)の
建物に注目してみましょう
大正11年(1922)に造られた
赤レンガ貼りの建物で
当時、流行していたといわれる
セセッション様式を取り入れています
レンガタイルは、
品川白煉瓦のものを使用、
東京駅丸の内口の駅舎も、
このレンガタイルが
使われているそうです
内部は、
空間部分に柱がないのが特徴
屋根を支えているのが、
緩やかなアーチも描いた
トラス構造の鉄骨で、
操業開始翌年の
大正12年(1923)に発生した
関東大震災にも
被害はなかったそうです
ポンプは、昭和40年代頃から
更新したものが
取り付けられています
創業当時のポンプは、
ゐのくち式渦巻ポンプ
製造メーカーは、
産業機械で有名な荏原製作所です
汚水の流量を計測、記録する
ベンチュリレコーダも、
大正期のもので
海外より輸入されました
このマンホールは、
先ほど、
地下から見上げていたものです
大正9年製造の銘板がある
東京石川島造船所製の
クレーンもあります
「六噸半」の銘板もいいですね
クレーンは、この上部を
奥の方まで移動することができ、
ポンプのメンテナンスなどに
使用されます
東京下水道の
マンホールの蓋の
展示もありました
ラグビーワールドカップ2019
三河島汚水処分場100周年の
蓋は、ここにもあります