兵庫県 福崎町

 

を訪れた続きです

 

福崎町 西田原にある、辻川山公園

 

高さ3mの場所にある

小さな小屋に注目してみましょう

 

ギシギシと音を立てて、

扉が開きました

 

その中から、出てきたのは

逆さになった妖怪です

 

長い白髪の妖怪は、

おどおどしい低い声で、しゃべりながら、

滑らかに移動

 

妖怪の正体は、天 狗 でした

 

手に持っているのは、

福崎特産の「もち麦のどら焼き」

柳田國男からもらって以来、

大好物となったそうです

 

大きな羽も印象的

この羽を使って、

上空を飛ぶこともできると、思われます

 

ちなみに、

天狗が、何をしゃべっているのかは、

妖怪言葉なので、わかりません

 

公園の奥の方へ進んでいきましょう

 

この建物は、

柳田國男・松岡家記念館です

 

松岡家の六男として、

明治8年(1875)生まれた、柳田國男と、

医学、国学、言語、美術などで活躍した

松岡家の兄弟、松岡鼎、井上通泰、

松岡静雄、松岡映丘を顕彰するために

建てられました

 

近くには、

柳田國男の生家が移築されています

 

「私の家は日本一小さい家」だったと、

柳田國男が評したことで有名です

 

この生家の狭さが

民俗学への志も源を発したと

いわれています