ラストイヤーを迎えている

 

関電トンネルトロリーバス

 

の続きです

 

関電トロリーバス扇沢駅を出発します

 

ちなみに、この乗車券の絵柄は

4月~6月が100形、

7月、8月が200形

9月~11月が300形だそうです

 

トロリーバスは、1つの運行で、

6台が連なって、運行されています

 

改札から、遠い場所にありますが

一番先頭のトロリーバスにしましょう

 

しかも、一番前の席をゲット

運転室の横は、立入禁止なので、

確実に前面展望が楽しめます

 

出発の時間です

 

モーターの走行音は、とても静かな感じ

 

扇沢駅は、ループ線となっているので

分岐する部分は、架線が複雑になっています

 

右に大きくカーブしていきました

 

架線柱は、まさに鉄道

線路がないので不思議な感覚です

 

坂道を上っていきます

 

ロックシェルターに入っていきました

 

ロックシェルターの

先に注目してみましょう

 

関電トンネルの入口です

 

関西電力の黒部ダムと

黒部川第四発電所建設のために

掘削されたトンネルで、全長は5400m

昭和33年(1958)に完成しました

 

やがて、別のトンネルと合流

このトンネルが開通当時のトンネルになるそうです

 

国立公園内に掘削されたトンネルのため

「一般公衆の利用に供すること」が

建設許可の条件となっていたとされ

トンネルを通る公共交通機関を運行することで

その条件を満たしました

 

トンネル内の気温は

真夏でも、10℃前後、

この先、少し靄がかかっています

 

青い灯りの場所が見えてきました

 

「破砕帯」と呼ばれる場所です

 

トンネル掘削時の最大の難所で

岩盤の中で、岩が細かく割れ、

地下水を溜めこんだ軟弱な地層から

毎秒660リットルの水と土砂が噴出し続けました

 

当時の知識と技術を結集して、

約80mの区間を、約7か月に渡る苦闘の末

「破砕帯」を突破したと伝えられています

 

バスは、あっという間に通過しましたね

奥に見える、黄色い灯りに注目です

 

長野県から、富山県に入りました

 

その先、トンネルの幅が広くなりました

 

ちょうど、この辺りがトンネルの貫通点です

 

扇沢駅に向かう、

トロリーバスとの行き違いを、

ここで行うため、左端に停車しました

 

後続のバスの「ヒュー」という音が近づいて

ブレーキの「プシュプシュ~」という音が

トンネル内に響き渡っています

 

やがて前方からやってきました

列車交換です

 

ゆっくりとしたスピードで

近づいてきています

 

続いて、2台目のバス

 

3台目のバス

立ち席の人が多いですね

 

4台目のバス

 

少し遅れて5台目のバス

前面上部の表示灯に注目

 

6台目の最後は、

表示灯が、オレンジの2灯ついていました

 

さらに、この最後尾の車両と

こちらの先頭車両で、運行票を交換しています

 

信号も、青になりました

 

再びトンネルの中を走っていきます

 

やがて前方に

別のトンネルが分岐していました

黒部川第四発電所へ向かうトンネルです

こちらは、一般公開されていません

 

さらにトンネルを進んでいきます

 

外の光が見えてるトンネルも分岐していました

 

その他、いろいろ分岐していますね

 

そんなことに感心しているうちに到着しました

 

黒部ダム駅です

富山県 中新川郡 立山町になります

 

この駅は、トンネルにあって、

ループ線となっていますが、

扇沢駅よりループが小径で

降場と乗場が一緒になっていました

 

降りた先、

右側が、黒部ダム展望台の階段

左側が、黒部ダムの堰堤上へ

出る通路になります

 

トロリーバスのラストイヤーを記念する

手持ちの顔出しパネルがありました

 

帰りの乗場は、ここからになります

 

駅の出口が見えてきました

 

その先は、下り階段のトンネルです

 

ひんやりとして、涼しいですね

 

出口が見えてきました

 

ちょうどいいところで、

続きは、明日お伝えします