11月23日 水曜日・祝日に参加した
JR東海 さわやかウォーキング
織部の里公園と
歴史の高山城跡の散策
の続きです。
すぐ近くには、高光山 清安寺がありました。
元屋敷窯を築いた、加藤一族の菩提寺として建てられたお寺で
土岐郡三十三ヶ所巡礼の三十三番札所として、信仰されています
平成21年(2009)に、山口晃氏が描いた、龍の天井画が見事です。
樹齢700年といわれる、高知県の魚梁瀬杉の板(約2mx約12m)に、
五匹の龍が、表情豊かに、活き活きと描かれていました
お寺の正面にある、石段を下っていきます。
やがて、視界が開けて、土岐市の町並みが一望できました。
その先、左方向へ進んでいきます。
その奥のほうに、三角屋根の建物が見えています。
さきほどの元屋敷窯跡から出土した、美濃桃山陶を中心に展示する
資料館で、美濃焼の歴史を知ることができます。
通常は、有料ですが、この日だけは、無料で入館できました。
再び、文化会館の横を通って、
その先を右に曲がっていきます。
さらに、この先を右方向へ進んでいきました。
道路を一つ横断して、
住宅地の中を歩いていくと、前方に広い場所が見えてきました。
その場所には、柵で覆われた古墳がありました。
段尻巻古墳です
直径20m、高さ4.1mの円墳で、7世紀前半に築造されたものと思われ
横穴式石室を備えています。
その横穴式石室は、普段は立ち入ることはできませんが
この日は、一般公開されていました。
奥に大きな石があり、その周囲を、大小さまざまな大きさの石が
丁寧に積み重ねられていました。
このような場所を見られるのは、なかなかなく、とても貴重です。
さらに、少し歩いていくと、
段尻巻古墳より、一回り大きな古墳が見えてきました。
乙塚古墳です、
一辺27メートル、高さ6メートルの方墳で、市内最大の大きさを誇り
築造は、7世紀前半と推測されています。
この古墳も、横穴石室があり、通常は立ち入り禁止となっていますが
ここも、なかに入ることができました。
はるか昔の人々が考えて、積み上げられた石を、目の当たりにすると
とても不思議な気分になりますね。
歴史の重みを感じます
しかも、この石室は、二室に別れていて、
飛鳥地方の古墳に、匹敵する規模の大きさです。
段尻巻古墳の裏側にある、道を歩いていきます。
前方に、小高い山が見えてきました。
コースは、まっすぐですが
その山に、登ってみるのがお勧めだそうで、
ここを左に曲がっていきました。
この山は、隠居山といい、
ふもとに自生している「もみじ」は、真っ赤に紅葉していました。
この山は、遥か昔、海であったころに、堆積した地層でできていて
貝などの化石を含んでいます。
昭和25年には、
約1700万年前の哺乳類動物「パレオパラドキシア・タバタイ」の
完全骨格が発見されました。
古墳時代の墓で、遺物は発見されておらず、詳細は不明だそうです。
土岐市の町並みが一望でき、とても爽快な景色が広がっていました。
この続きは明日です