今日は
JR武豊線 半田駅
を紹介します
愛知県半田市の中心にある駅で、
明治19年(1886)に武豊線が開通したと同時に開業した駅です。
愛知県では、武豊駅と共に、最も古い駅のひとつになっています。
駅舎は、新しいように見えますが、明治45年(1912)に建築された
木造駅舎で、いろいろと手が加えられているようです。
そして、駅舎から、2番、3番ホームを結んでいる跨線橋も、
明治43年(1910)に建てられたものが、使われています。
跨線橋の中といえば、広告がペタペタとたくさん貼ってあることが
多いのですが、さすが最古というだけあって、それらは見当たり
ません。
通称、ランプ小屋と呼ばれる危険品庫です。
これも、明治42年(1909)に造られたもので、他では、あまり見かけ
なくなった貴重な建造物です。
明治時代の客車では、車内の照明に灯油ランプが使われていた
そうで、そのランプと燃料である灯油を保管しておく場所だったこと
から、ランプ小屋と呼ばれました。
駅のそばには、半田市鉄道資料館もあります
開館は、毎月第1・第3日曜日(1月のみ第2・第3日曜日)の
10時~15時です
近くには、C11 265 が大切に保存されていました、
武豊線のSLさよなら列車を牽引した蒸気機関車だそうです。
現在の武豊線は、キハ75形が走っています。
明治の跨線橋との組み合わせは、実におもしろいです。
来年には、
313系をベースにした新型気動車キハ25形に置き換えること
が決定したそうで、この組み合わせも、貴重になりそうです。
ちなみに2015年に予定されている電化後も、この跨線橋は使い
続ける見通しなので、一安心です。