久しぶりに【天然石】の紹介です。
今日は、「胆 礬」を紹介します。
「たんばん」と読みます。
英語名では「カルカンサイト」と呼ばれていますが、
和名の「胆 礬」のほうがよく使われているようです。
とても、鮮やかブルーの結晶が、びっしりとついています。
大きさは、120mm×60mm×35mm
アメリカ アリゾナ州で産出されたものです。
この「胆 礬」は、
地下水に溶けた硫酸銅が固まってできた結晶で
一般的には、青い結晶部分のみが、売られていることが多く
それも、それなりに魅力的でしたが
このように、母岩がついたクラスター状になっているのは
なかなか見かけたことがなく、
その迫力のある姿に、一目見て気に入ってしまいました。
細長い結晶が、まるで霜柱のように成長している様子が、
水に簡単に溶けてしまう性質上、湿気に、かなり弱く、
また、かなりもろく、少しの衝撃でも、欠けてしまうので
細心の注意を払って、大切に保存しています。