名鉄犬山線、布袋駅にやってきました。

今回は、ハイキングではありません。


主役は……
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この駅舎

なんと、大正元年(1912年)8月6日の開業時から使われている

歴史のある建物です。


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名古屋電気鉄道時代から96年間、歴史を歩んできました。


今でも、改札口を出ると、踏切があり線路を渡ってホームに出ます。


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駅舎入口の三角屋根の部分は、当時のままの姿で残っています。


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とても、美しいアーチの上に刻まれた、二つの模様は

名古屋電気鉄道の社紋です。


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天井を見上げると、電燈があったのでしょうか

当時の大正の雰囲気がいっぱいの駅舎でした。


さて、構内の側線には、ポツリと電車が止まっています。

パノラマカーです。


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どことなく、表情も寂しげです。

昭和42年製の7019Fという編成で、休車となったものでしょうか

前面にあった方向幕は外され

もう二度と、お客さんを乗せて走らないものと思われます


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中間車には7700系の7751と7752が連結されている

鉄道ファンには、有名な編成です。


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近くに寄ってみました。

そういえば、いつもすぐ走り去っていき、

こうして、誰にも邪魔されず

ゆっくりと面と向うとは初めてでした。


そして、この電車パノラマカーのほうから、

いろいろ話しかけてくるような……


もうお客さんを乗せて走らず、姿を消してしまうかもしれないこと


今年5月に、

東西直通60周年の記念列車でたくさんのお客さんを乗せたこと


あと、善吉丸のことも覚えてくれていて

小さい頃に、犬山遊園駅や知多半島、西浦まで乗せたことまで


いろいろ、思い出話が聞けたような、そんな気がしました。


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たくさんお客さんを乗せた、後輩の車両を見送るパノラマカー

やはり、

寂しそうでした。