性格悪いほうがベートーヴェン弾けるかなと思ったこと | 40代音大生

40代音大生

40代で音大入学。ピアノを専攻。四苦八苦しながら教職取り中。理系の旦那さんと一緒に育児。小3の長女、23週で出生した元医療的ケア児の長男(5歳・超低体重出生児)

昨日の日記で夫について、はあ…となったので
今朝起きて義母さんに電話してもらって夫の話を聞いてもらっていた。
とても楽だった!🌟
 
義母さんはとてもいい人で、優しい🌟
夫は義母さんにおいおい泣きながらなにか話してたので
その間私はゆっくりできた。
 
いいお母さんだ。
私と夫で話しても話にならない(夫が黙ってしまう)ので
義母さんに夫は任せ(いいよって言ってもらえてよかった)
自分は練習。酷いw
 
でも一人の人と向き合うのは大変。
他人であればなおさら。
”本当のご家族”のほうが安心して色々話せるだろうし
義母さんは友達みたいな感じでバトンタッチできたので
夫さんと喧嘩っぽくなったら次からすぐ義母さんにバトンタッチしよう。
 
でもイライラしたので、ベートーヴェンもこんな気持だったかな…と思った。
耳が聞こえず猜疑心が強く、まわりとよく喧嘩していて
その裏で愛情に飢えていたベートーヴェン。
 
共感しか無い!!
ソナタop.13の第三楽章のアナリーゼがたまたまあったので
楽譜に内容を軽く移してから弾く。
 
これー
 

 

弾いてて思ったのはこれが「悲愴」ならほんと共感しかない。

夫をめんどくさいなあと思い憎んだり、なだめだり、

まいっかと思ったり愛情に飢えたりしながら

結局は毎日を生きていく。

 

明るく見せかけて〜〜〜〜〜Cモールでばん!と終わるの

あは、わかるーと思って

性格がひねくれてる私みたいなほうがこういう曲はうまいこと共感できるんじゃないか、と思いました。

 

モーツアルトのK545を弾いていたので

あの天真爛漫さからすると

 

しかしまあ悲嘆のなかで中間部の第二主題だったかな

慰めるような、美しいようなきれいな祈るような音があって

そこからまたCモールに急転直下!

 

たまんないですね|•́ㅿ•̀ )キュン

 

大人になるっていろんな苦悩を味わえるので

なかなかおつだなと思いました。

伝記読んでわかるわああ、共感しかないわあと思って

そのあとそんな心境を代弁してくれるような曲を弾いて

素敵だわあ、共感するわあ…でもこれ…

長く生きて七転八倒して、若干諦めの境地の中の憎悪みたいのも

覚えて、そのなかで穏やかな気持ちを覚えたり、

自分を慰めたりって色々あったからこそ

 

あー、この曲効く〜〜〜〜っ(湿布?)てなるんかなあと思うと

20代で死ななくてよかったなって思った。

絶望感たっぷりの若い頃だったけど
年取るのも面白いよ。