頚髄症・術後1日目 | 闘病ブログ~頚椎症性脊髄症と混合性結合組織病~

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2013年4月に頚椎症性脊髄症で手術→2021年3月に混合性結合組織病(MCTD)と診断されました。症状や治療についてブログに残しておきたいです。

◆術後1日目
2013年4月の記録

この日がもっとも思い出したくない日
つまり、入院中もっともキツかった日
この1日だけなので、続きを読まないかたも安心していただきたい
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昨夜(手術当日)は勝手に体を動かしてはいけなかったけど、今日は動けるようならOKとの指示
ただ、自分で歩いてトイレに行けそうな場合でも最初のうちは看護師を呼んで欲しいと言われてた

■朝食~午後

いつも通り介護スタッフが朝食を運んできて、普通にテーブルのうえに置いていった
体を起こそうとしてベッドを30度ぐらいギャッチアップしたとき、首・肩・背中に電気が走るような激痛!

「ヒッ…!!」って声と汗と涙が出るぐらい

上半身だけを起こしたために体がベッドの下の方にずり落ちた…
上の方に戻ろうとベッド柵をつかんでズリッと体を移動させようとしたらまた激痛!

首か肩か背中に力がはいると、とんでもなく痛いみたい

食欲はあっても、これでは食べる体制になれないから食べれない

結局ずり落ちたまま痛みで悶絶しそうなとこに同じスタッフがきて、シレッと食事をさげていった…

…なんてドSな病院なんだ

と思ったけど、4月でスタッフの配置がえがあったり新人教育とか色々大忙し(手術前から人手不足です限界ヨロシクです感がかなりあったし)で、わたし程度の患者に食事介助するヒマはないだろう

でも、朝も昼もあきらかにひと口も食べてないのに、食事管理表は2割も摂取したことになってたのはちょっとなあ(あとで主治医がきて判明)

2年も経った今でもブツクサ言うってコトは、性格が悪いのもあるけどよっぽど腹が減ってて食べたかったのだろう
(点滴してるので食べなくてもまったく問題なし)

しばらくすると激痛はおさまるものの、少しでも体を起こそうとすると悶絶寸前になる

あきらめの悪いわたしは、昼食のときまた体を起こそうとして痛みで苦しんだ
たまたま天使みたいな研修生が通りかかって看護師を呼んでくれた
座薬をいれてもらい痛みは少し落ち着く

午後に面会時間が始まって、母が水を飲ませてくれたのがありがたかった

小さいペットボトルにストローをさした状態のものを手の届く位置に置いてもらうと、体を起こせなくてもある程度飲みやすいのでオススメです

もし家族が手術入院したら、手術あとの数日間は絶対に面会に行こうと決めた
病院が色々やってくれると勝手に期待するのはまちがいで、実際はお願いしようにも痛みや体勢でナースコールが押せないこともあるし
ましてや水とってくれとか、自分の身の回りのことは頼みにくすぎる

頼んでも大抵「あとできます」とか言われて終了する
もっと緊急性の高い用事に上書きされていくから仕方ない


■夕方~就寝

夕方になって術後はじめてベッド柵につかまりながらの座位になれたけど、頭が異常に重い
けっこうデカ頭だけどこんなに重いとは…首が頭をささえきれずに折れるんじゃないかと思った
それに、首のうしろにある傷口と両肩が焼けるようにヒリヒリしてくる
結局1分と座ってられなかった

同じ低侵襲手術を受けた人のブログだと翌日から立って歩けた人が多かったので、なんで自分はダメなのかなって焦る気持ちが大きかった

早く立ちたかったもうひとつの理由として、尿カテーテルの違和感がかなり辛かったコトもある
最低限立つコトができれば、車椅子でトイレに行けるからはずしてもらえる予定だったので
(でもこの違和感も、夜勤の看護師がこまめに管を伸ばしてくれる人でとても楽になった)

夕食のときは、ベッドをギャッチアップしても痛みは少なくなっていた
…が、あいにくメニューがスパゲティミートソースだった

首を少しでも前に傾けると、前述したヒリヒリがすごくて下を向けない
アゴを上げて正面を向いたまま食べたから、まあ派手にこぼしまくりですわ…
よりによってミートソースだし


明日は立てるのかなあ…と思いながら夜を迎える
夜は少し体をずらせるようになったせいか前日のような腰痛もなく、だいぶ眠れた